2026.04.08
共働きで、小さなお子様が2人いらっしゃるご家族。
毎日の家事を少しでも楽に、そしてスムーズに行えるように、
水廻りの動線と収納を丁寧に計画しました。
脱衣室と洗濯室の間には、洗面室へとつながる開口を設け、
行き止まりのない回遊性のある動線に。
移動のストレスを減らし、家事の流れが自然につながるよう工夫しています。
また、洗濯室で乾燥したタオルを上部に置くと、
そのまま脱衣室側から引き出して使える収納を設けました。
日々の動作を一つでも減らすことで、
忙しい毎日の中でもゆとりが生まれるように考えています。
周囲には水廻りの収納をしっかりと確保し、
必要なものがすぐ手に取れる環境に整えました。
実はこの造作家具、
何度も試行錯誤を重ねてようやく完成したものです。
「すっごく便利です。大正解でした」
とお客様に言っていただけることが、
設計者として何より嬉しく、励みになります。
住まいづくりは、一つひとつの工夫の積み重ね。
日々の暮らしを支える小さなアイデアが、
大きな快適さにつながっていくのだと感じています。
住まいは完成がゴールではありません。
小さな便利が
やがて楽しい時間が積み重なり、
大きな幸せにつながっていく
と信じてこつこつです。
快適に暮して始めてよかったと言えるような住まいを提供したいですね。
2026.03.26
金沢市の中心市街地に建つ、築14年の注文住宅。
その住まいをリノベーションさせていただきました。
今回のお施主様は、プロのコーディネーターでいらっしゃる奥様。
最初のご縁は、グラフテクトのキッチンとボッシュの食洗機をご検討され、
弊社のキッチンスタジオへお越しいただいたことでした。
お話を重ねる中で、とてもフィーリングが合い(私だけかもしれませんが)、
ぜひご一緒に「自分らしい住まい」を形にしたいと感じました。
日々のお仕事と子育てに向き合う中で、
「気分が上がる空間にしたい」という想いが伝わってきて、何とかお力になれればとのおもいです。
キッチン:グラフテクト+キッチンハウス
食洗器 :ボッシュ
キッチンパネル:アイカセラール
もともとは、ご両親との二世帯住宅として建てられた住まい。
今回、世代交代のタイミングでお引越しされることとなり、
既存の構造には手を加えず、限られた条件の中でのプランニングとゾーニングが求められました。
また、断熱性能を高めるために助成金を活用し、
二重サッシを採用するなど、住環境の質も大きく向上させています。
制約がある中でこそ生まれる工夫と、
プロの感性が重なり合うことで、
住まいはより豊かなものになると感じました。
金沢のまちなかに、またひとつ、
静かで心地よい空間が生まれました。
詳細は施工事例にて
https://k-souken.jp/results_cat/r-custum/
2026.03.14
新築から早いもので10年。
久しぶりにお伺いしたお住まいです。
当時まだ小さかったお兄ちゃんは、今年高校受験とのこと。
小さくて愛らしかった妹さんも、今ではバレエを一生懸命頑張っているそうです。
ご家族の時間の流れを感じ、なんだか嬉しくなりました。
今回はテレビを壁掛けにしたいとのご相談でお伺いしました。
建物の様子も拝見させていただきましたが、
メンテナンス性を大切にして建てた住まいだけあり、
外壁のガルバリウム鋼板もほとんど劣化が見られませんでした。
ドイツ漆喰の壁もとてもきれいで、無垢の床板や天井板も年月とともに味わいを増し、とても良い経年美を刻んでいました。
住まいは完成した瞬間が一番美しいのではなく、
10年、20年と時間を重ねるほどに良さが深まっていくことが大切だと、私たちは考えています。
そのため観田創建では、
素材の耐久性やメンテナンス性を重視し、
長く安心して住み続けられる住まいづくりを大切にしています。
住まいがご家族とともに時間を重ね、
暮らしの器としてしっかり役割を果たしている姿を見ることは、
設計者として本当に嬉しい瞬間です。
また、このあたりの金沢の街並みも、
10年前とはずいぶん雰囲気が変わり、
より素敵な環境になってきたましたね。
住まいと街、そして家族。
それぞれが時間とともに育っていくことを、あらためて感じる一日となりました。
2026.03.04
観田創建では、これまで断熱等級5、HEAT20 G1性能、ZEH基準の住まいを中心にご提案してきましたが、昨年からさらに上の HEAT20 G2基準の住まいを本格的にスタートしました。
おかげさまで、G2基準の住まいが次々と完成を迎えています。
実際にお住まいになったお客様からは、その快適さに驚きの声をいただいています。
例えば、44坪ほどある住まいでもエアコン1台で家全体が暖かい。
また、築100年の古民家再生でも、断熱改修によってエアコン1台で家全体が暖かく保たれる住まいが実現しています。
これまで私たちがG2基準の住まいのご提案を慎重に進めてきた理由があります。
それは、単に「高性能」であることだけでなく、その性能が長く続く住まいをつくることが非常に難しいからです。
これまで私たちがG2基準の住まいのご提案を慎重に進めてきた理由があります。
それは、単に「高性能」であることだけでなく、その性能が長く続く住まいをつくることが非常に難しいからです。
欧米では2000年頃から住宅の断熱性能の向上が進み、その結果として高齢者の医療費が大きく削減されたという研究があります。
現在では 世界保健機関(WHO) も、健康な住環境のためには室温を 最低15℃以上、理想は18℃以上 に保つことが望ましいとしています。
つまり、住まいの温度環境は、ヒートショックの防止だけでなく、
人の健康や快適性に大きく関係していることが明確になってきたのです。
健康は、住まいの温度や湿度環境に大きく影響されます。
実は、20年や30年の性能を持つ住宅をつくることは、技術的にもそれほど難しくありません。
しかし、本当にお客様が住み続ける 40年、50年先まで性能が続く住まい をつくることは、簡単ではありません。
材料、施工、耐久性、そして住まい全体の設計。
すべてが揃ってはじめて実現できるものです。
そしてようやく、観田創建でも
超高耐久で、長く性能が続く高性能住宅を自信をもってご提案できるようになりました。
これからも、お客様が長く健康で快適に暮らせる住まいを目指して、
一棟一棟、丁寧に取り組んでいきたいと思っています。
2026.02.22
築100年の町家を購入され、リノベーションによって永く住み継ぐ選択をされた若いご夫婦の住まいが完成しました。
お打合せの途中には第二子も誕生し、ご家族の新しい暮らしの節目に寄り添わせていただいた住まいです。
もともとはご実家のリノベーションのご相談でしたが、弊社で管理していた町家をご紹介したところ、その佇まいと可能性を気に入っていただき、計画はとんとん拍子に進みました。
今回の大きなテーマは、これから先50年以上、さらに住み継ぐための性能向上です。
築100年の建物でありながら、耐震性・断熱性ともに新築高性能住宅レベルまで引き上げるという、技術的にも難易度の高い工事となりました。
その結果、エアコン1台で快適に暮らせる住まいへと生まれ変わりました。
耐震設計は壁倍率が1.4倍でしたので、制震構法と併用して補強しています
断熱材は出来るだけ泥壁はそのままにして、耐震パネルと外張り断熱で高性能にしております。
内装はドイツ漆喰の壁と無垢フローリングによる自然素材仕上げ。
100年の時を刻んだ梁や柱、格子窓、障子はできる限り活かし、経年美を残しながらもストレスのない暮らしを実現しています。
玄関からは家族玄関へとつながり、広いパントリーを経由してキッチンへ。
キッチンにはボッシュの食器洗い乾燥機を採用し、家事効率にも配慮しました。
キッチンダイニングは2階まで伸びる吹抜け空間。
丸太の地松梁と大黒柱が象徴的な存在となり、古民家ならではの力強さと安心感を感じさせてくれます。
また、水廻りには大きな造作洗面を設け、タオルや脱衣かごの収納を脱衣室と共有。
どちらからも取り出せる動線により、日々の家事負担を軽減しています。
古民家の魅力を残しながら、現代の快適さで暮らす。
ストレスなく古民家に住まう、新しい選択肢となる住まいが完成しました。