2026.10.02
心(脳)まで「巡らす」「出す」「整える」を大切にされている
wellness salon “solo(ソロ)”さん。
このたび、新しい店舗の施工を観田創建でお手伝いさせていただきました。
そして本日からプレオープン。
本当におめでとうございます。
soloさんが大切にされているのは、
「本来の自分を取り戻しませんか」
という想い。
日常の忙しさから少し離れて、自分自身の心と身体にゆっくり向き合い、本来の自分らしさを取り戻していく場所です。
このお話を初めてお聞きした時、私たち観田創建が住まいづくりで大切にしていることとも、とても通じるものを感じました。
住まいも店舗も、ただ美しい空間をつくればよいのではなく、そこにいる人が心地よく、自分らしくいられる場所であること。
そんな共通する想いがあったからでしょうか。
打ち合わせも本当に楽しく、一緒に一つひとつ考えながら、soloさんらしい素敵な空間へと仕上がっていきました。
金沢市西念という便利な場所に生まれた、新しいwellness salon。
これからたくさんの方がこの場所を訪れ、少し肩の力を抜いて、心と身体を整える時間を過ごされることを楽しみにしています。
空間が、人を少し幸せにする。
そんな場所づくりに携わらせていただけたことに、心から感謝いたします。
soloさん、新しいスタート、本当におめでとうございます。
solo https://solo-1126.com/
2026.09.28
いつお伺いしても、この住まいには、ご家族それぞれの「大好き」がたくさんあります。
お子様がつくった素敵な作品。
奥様の大好きなキノコや、お気に入りのオブジェ。
そして、ご主人が楽しみながら育てているお庭や畑。
4年という時間の中で、家族それぞれの好きなものが少しずつ増え、住まいのあちらこちらに**「このご家族らしさ」**が育っていました。
大好きなものに囲まれて暮らす。
それだけで毎日の気持ちが少し上向きになり、家族の会話も自然と楽しくなるように思います。
お伺いしている私まで楽しくなって、ついつい話が弾んでしまいます。
そして、そんな暮らしを静かに支えているのが、無垢の床や漆喰の壁です。
自然素材は主張しすぎず、お子様の作品やお気に入りのもの、季節の飾りを優しく受け止め、暮らしに馴染んでくれます。
ふとリビングから外を見ると、青い空。
夜には、お月様。
忙しい子育ての日々の中で、そんな何気ない風景に、ふっと心がほどける時間もあるのだと思います。
住まいは、完成した時が完成ではありません。
家族の「好き」が増え、思い出が増え、そのご家族にしかない風景が少しずつ生まれていく。
4年を経て、新築した時よりもずっと、このご家族らしい素敵な住まいに育っていました。
家族と一緒に、住まいも育っていく。
それもまた、私たちが大切にしたい「経年美」のひとつです。
2026.09.24
シルバーウィークは少しお休みが取れたので、実家の障子の張り替えと、父が使っていた地松の一枚板を使ってテーブルをセルフビルドしました。
障子張りは、小学生の頃から父に教えてもらっていたもの。
久しぶりでしたが、昔を思い出しながら手を動かしていると、不思議と身体が覚えているものですね。
そして、父が長年使っていた地松の一枚板。
そして、父が長年使っていた地松の一枚板。
新しいテーブルを買うこともできますが、長い年月を重ねた木には、新しいものには出せない色艶や傷、そして家族の記憶があります。
その「古さ」こそが、この板の価値なのだと思います。
今回は、今の部屋に合わせて脚をアイアンに変え、テーブルの下にはティッシュや文具を置けるtowerの棚を取り付け、コンセントタップも設置しました。
古いものを、ただ昔のまま残すのではなく、その価値を大切にしながら、今の暮らしに合わせて使い続ける。
父から教わった障子張りも、父が使った一枚板も、また次の時間を刻み始めました。
こういう休日も、なかなかいいものですね。
とても良い連休になりました
テーブル下のラック
タワー:山崎産業 https://www.yamajitsu.co.jp/products/242002?srsltid=AU7gw4X81FMqeigtXUwzT1_sDJHUlkZFa1btZGD3VKem8uE90SfIQ1Q_
アイアンもネットで規格品を購入しまいた
全部で1万円弱で完成です
2026.09.12
久しぶりに拝見すると、ナラの無垢床や杉の柿渋塗りも、12年という時間を重ね、少しずつ艶が増し、色合いにも深みと重厚感が生まれていました。
新築の時の美しさとは、また違う美しさです。
自然素材は、時間が経つほどに傷や色の変化も含めて、その家にしかない表情へと育っていきます。
そして、それは住まいだけではないのかもしれません。
ご夫婦も自然体で暮らす日々を積み重ねながら、12年前よりさらにご家族の歴史と絆を深めてこられたように感じました。
本当に素敵なご家族です。
設計した者にとって、12年経ってからいただく「一番好きな場所」という言葉は、新築時のお褒めの言葉とはまた違う、何ともいえないうれしさがあります。
暮らして、使って、季節を何度も経験して、それでも好きでいてくださる。
そこに、住まいの本当の価値があるように思います。
そして、もう一つ素敵だったのが、リビングや玄関からつながる土間の作業場。
そこでいろいろなものをつくり、手を動かし、暮らしそのものを楽しんでいらっしゃいました。
住まいは、きれいに眺めるためのものではなく、そこで何をして、誰と過ごし、どんな時間を積み重ねていくか。
12年経った住まいを訪ねると、私たちが設計した家に、お客様自身の暮らしが加わり、完成した時よりもずっと豊かな住まいになっていることに気づかされます。
自然素材が美しく歳を重ねるように、人も家族も、住まいとともに豊かに歳を重ねていく。
そんな姿を拝見できることが、長く住まいづくりに携わらせていただく私たちにとって、何よりうれしいことです。
これから10年、20年と、さらにどんな住まいに育っていくのか。
またお伺いできる日を楽しみにしています。
2026.09.08
新築から22年。
私たち観田創建で建築させていただいた、自然素材と泥壁を大切にした金沢市の住まいを、今回大きく改修させていただくことになりました。
22年前も、自然素材を使い、永く大切に暮らしていただける住まいを目指して設計しました。
そして22年が経った今。
良いものは残しながら、現在の技術でさらに性能を高め、これから50年、100年と住み継いでいける住まいへ。
今回の大きなテーマです。
22年前の自然素材に、現在の断熱・気密性能を
まず取り組んでいるのが、断熱・気密性能の大幅な向上です。
現在は天井部分の断熱・気密工事の真っ最中。
既存住宅だからこそ難しい部分もありますが、一つひとつ納まりを確認しながら、現在のGX志向型住宅を目標とした高い省エネ性能へ近づけていきます。
夏は涼しく、冬は暖かく。
そして少ないエネルギーで快適に暮らせる住まいへ。
22年間で進化してきた環境工学や断熱・気密の技術を、この住まいにもう一度重ねていきます。
繰り返す大地震も見据えた住まいへ
もう一つ、大切なのが耐震性能です。
能登半島地震を経験した私たちにとって、単に一度の大地震に耐えるだけでなく、繰り返す大きな地震に対して、いかに住まいとご家族を守るかは、これからますます大切なテーマだと感じています。
既存の構造をしっかり調査し、必要な部分を補強しながら、次の世代にも安心して受け継いでいただける住まいを目指します。
22年間使った杉の床は、捨てずに蘇らせる
そして私が楽しみにしているのが、22年間ご家族と一緒に時を重ねてきた杉の無垢フローリングです。
新しい床に張り替えるのではなく、表面を丁寧にサンダー掛けして、もう一度美しく蘇らせます。
傷も、色の変化も、22年間暮らしてきた証です。
古くなったから取り替えるのではなく、良いものは手を入れながら使い続ける。
自然素材だからこそできることですね。
そして今回、お客様が念願だった**「緑に囲まれて暮らす住まい」**へ。
窓から緑を眺め、季節を感じ、自然の光や風を楽しみながら暮らす。
22年間のご家族の思い出と、現在の技術、そしてこれからの夢を重ねていく。
新しくするためのリノベーションではなく、良いものを未来へつなぐためのリノベーション。
完成が今からとても楽しみです。