2026.10.07

新築12年 あの日、一緒に描いた「未来の暮らし」が今ここに|石川県野々市市注文住宅

住まいづくりで、一番大切なことは何でしょうか。

私は、素敵な家を完成させることだけではなく、

住めば住むほどそのご家族らしさが増し、暮らすことが楽しく、わくわくする住まいに育っていくことだと思っています。

新築から12年を迎えた、野々市市のお住まい。

設計当時、ご夫婦とは何度も

「この家でどんな暮らしをしたいか」


を語り合いました。

好きな自転車を眺められる玄関。

好きなものづくりに没頭できる土間の工房。

大きくなくても、緑を眺めながら食事ができ、外からの視線を気にせず過ごせる庭とテラス。

そして、家族が自然に集まるリビング。

12年後に、あらためて

あの頃一緒にわくわくしながら描いていた暮らしが、

本当にそこにありました。

それどころか、

家具や道具、植物、趣味のものが加わり、

完成した時よりもずっと楽しく、

ずっとこのご家族らしい空間に育っています。

「大好き」が詰まった家で、大好きな家族と暮らす。

家を建てる目的は、もしかすると、とてもシンプルなことなのかもしれません。

ナラの床や杉に塗った柿渋も12年の時間を重ね、艶や深みを増してきました。

でも、経年美とは

素材が美しく歳を重ねることだけではなく、

家族の暮らしや思い出が重なり、その家にしかない価値が育っていくことでもあると思います。

早くも12年。

これから10年、20年と、

この住まいがご家族と一緒にどんな時間を刻み、
どんな表情に育っていくのか。

また訪ねる日が、今から楽しみです。