2026.05.19
築100年の金沢町家。
再生リノベーションが完成し、
家具も入り、暮らしが始まったお住まいを
撮影させていただきました。
今は8か月の第二子のお子様と、
“散らかし屋さん”の元気なお兄ちゃんに囲まれ、
なかなか片付かない毎日とのこと。
それでも、その生活感がとても自然で、
この町家に新しい命が吹き込まれているように感じました。
一冬を過ごされて、
「とても暖かく快適です」と嬉しいお言葉もいただきました。
一方で、最近は暖かくなり、
少し暑さを感じることもあるそうです。
高気密・高断熱の住まいは、
冬の快適性だけでなく、
春や秋など中間期の温度調整がとても大切になります。
そのため、2階ホールに設置したエアコンを弱く運転することで、
空気をゆるやかに循環させ、より快適に過ごせることなどもアドバイスさせていただきました。
造作のオーダーソファーも入り、
チークのダイニングテーブルも空間によく馴染み、
町家の落ち着きと現代の暮らしが心地よく調和した、とても素敵な空間になっていました。
古いものをただ残すのではなく、
今の暮らしに合わせて再生し、
次の世代へつないでいくこと。
小さなお子様たちの
笑い声が響く町家を見ながら、
金沢の暮らしの文化が、
こうして受け継がれていくことの嬉しさを
感じる一日となりました。
我々はこのように地域に合った
自然体で暮らせる住まいをを
金沢スタイルと呼んでいます
2026.05.16
旦那様が幼少期を過ごされたのは、観田創建で建てさせていただいたご実家。
その住まいで成長され、
今度は素敵な奥様と可愛いお子様との新しい暮らしを、再び観田創建にお任せいただきました。
設計者として、本当に嬉しく、ありがたいご縁です。
今回は、その新しい住まいの1年定期点検でお伺いしました。
クロスの切れや建具の調整、タイル目地の細かなひびなど、
数か所の手直しをさせていただきました。
住まいは、完成してから最初の1年が最も大きく動きます。
木材の乾燥や季節による伸縮などで、どうしても多少の変化が起こります。
ただ、多くの場合は1年を過ぎると落ち着いてきますので、
このタイミングでしっかり調整しておくことで、長く安心して暮らしていただけます。
点検とあわせて、実際に住まわれてからのアンケートもお伺いしました。
住み心地や光熱費、気になる不具合がないか。
収納の使いやすさや家事動線、漆喰壁の快適性など、
できる限り細かくお話をお聞きしています。
「家に帰るとホッとします」
「光熱費も思った以上に安くて助かっています」
そんなお言葉をいただき、
住まいがご家族の暮らしをしっかり支えていることを感じ、とても嬉しくなりました。
そして最後に、
「観田創建で建てて、本当に良かったと思っています」
というお言葉までいただき、
設計者として何よりありがたく、励みになる時間となりました。
住まいは完成がゴールではなく、
ご家族とともに時間を重ねていくもの。
これからも末永く、暮らしを見守っていきたいと思います。
2026.05.01
20年前に新築していただいたお客様から、
「樋から水がぽたぽた落ちてくるのと、
シロアリが心配なので一度見てほしい」
とご連絡をいただき、お伺いしました。
床下を一通り点検させていただきましたが、
さすが樹齢300年以上の米ヒバ。
構造材は新築当初とほとんど変わらず、しっかりと住まいを支えていました。
しろありも蟻道も全く見られませんです。
樋については、今年の雪が凍結した影響で、
例年になく傷みや勾配のずれが見られるケースが多く、
今回もその影響で少し勾配が下がってしまったようでした。
点検をしながら、
以前は独身だった娘さんのことを心配されていたお話を思い出しましたが、
今ではお孫さんが2人とも小学生になられたとのこと。
時の流れの早さを感じるとともに、
ご家族がこうして穏やかに暮らされていることが、何より嬉しく感じられました。
私たちも年齢を重ねましたが、
お客様ご夫婦もお元気そうで、
こうして長くお付き合いさせていただけることに感謝の気持ちでいっぱいです。
メンテナンスファースト。
住まいは建てて終わりではなく、
ご家族の人生とともに歩み続けるもの。
これからも、こうした時間を大切にしながら、
住まいを見守っていきたいと思います。
2026.04.28
玄関から家族玄関へ。
車庫からはそのまま家族玄関へつながり、
買い物をパントリーに置いて、そのまま冷蔵庫へ。
一直線で片付く、無駄のない動線。
この流れは、あるご家族にとってはとても使いやすい形です。
しかし、動線の心地よさは人それぞれ。
収納の仕方も、使いやすさも、
お一人おひとりで驚くほど違うものだと日々感じています。
だからこそ私たちは、
間取りや収納を“形”から考えるのではなく、
その方の暮らし方や性格を丁寧にお伺いすることを大切にしています。
朝の動き、帰宅後の流れ、
何をどこに置きたいのか、何がストレスなのか。
そうした日常の一つひとつを積み重ねることで、
そのご家族にとって一番使いやすい住まいが見えてきます。
すべてのものが、あるべき場所に自然と収まる。
そんな“シンデレラフィット”の暮らし。
それは特別なものではなく、
丁寧に対話を重ねることで見つかるものだと思っています。
ぜひ、皆さまの暮らしをじっくりと教えてください。
どの様な暮らしがしたいでしょうか
どの様な時間がほしいでしょうか
自然体のままで暮らす。
ご家族にとって本当に心地よい住まいをご提案させていただきます。
2026.04.17
金沢市注文住宅のS様の
「平屋のように暮らせる子育ての住まい」も、
早いもので
3年の定期点検の時期を迎えました。
広いお庭には、ご主人様が防草シートを敷き、
人工芝を施工されており、
新築後に生まれたお子様のために
尽力されているご様子を、
ほほえましくお聞きしました。
お住まいの中も、
お子様がいらっしゃるとは思えないほど
整理整頓されており、
もともと素敵だった空間に、
暮らしの彩りがさらに加わり、
より魅力的な住まいへと
育っていることを感じました。
特に印象的だったのは、
南側の大きな窓際の空間です。
お子様のための大きなゲートが設けられ、
安心して過ごせる場所となっています。
この季節、この時間帯は、
大きな庇からやわらかな春の日差しが
室内に差し込み、
とても心地よい空間が広がっていました。
そして夏になると、その庇が直射日光をしっかりと遮り、
室内環境を守ってくれます。
設計時に考えていたことが、
実際の暮らしの中で
しっかりと機能している様子を見ると、
とても嬉しく感じます。
今回の点検では、
建具や水栓レバーの微調整、
能登地震の影響と思われるタイルの一部の割れや花壇のずれの確認など、
大きな問題もなく、安心いたしました。
住まいは完成して終わりではなく、
ご家族とともに成長し、時間を重ねていくもの。
これからも、S様ご家族の暮らしを支える住まいとして、
しっかりと見守っていきたいと思います。