2025.11.13

築100年の改修工事③~古き良き意匠を生かしながら~

こんにちは!観田創建の竹内です。
前回のブログ https://k-souken.jp/sblog/14912/ の続きになります!

解体を終えて、いよいよ本格的な改修工事が始まりました。まずは 基礎・土台の補強 をしっかりと行い、建物を支える「根っこ」の部分を見直していきます。既存の土台を確認したところ、100年の年月を経てもなお健全な状態の部分もあり、昔の職人さんの技術の確かさに改めて感動しました。
ですが、現代の基準で安心して暮らしていただくには、補強・補修が不可欠です。

・地盤・基礎の状態を再チェックし、必要に応じて改修・補強を実施。
こうした一つ一つの作業が、「100年先も安心して暮らせる家」への第一歩です。

そして、今回の改修では、古き良き意匠を生かしながら、自然素材を用いた仕上げにもこだわっています。

  • 残せる古材や梁はそのまま活かし、新しい木材とのコントラストを楽しむ。
  • 内装仕上げは、無垢の木・漆喰・自然塗料などを採用し、調湿・消臭・温もりのある空間へ。
  • 照明や窓まわりの設計でも、100年前の町家が持っていた「光や風の通り道」を現代の暮らしに合わせて再構築。

こうした取り組みによって、「ただ新しくする」のではなく、「これからも住み継いでいきたくなる家」に仕上がると信じています。

それでは!