2021.05.22
光と影
こんにちは、設計チームの近川です。
先日、お客様との打ち合わせの中で「陰影の美しさを楽しみたい」というご要望を伺いました。
その方は、谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』をお読みになり、感銘を受けたそうです。
どんなことが書いてあるのか気になり、私も読んでみました👐
この作品では陰影にまつわる日本人の芸術的な感性について語られていて、
建築にかかわる部分でいうと、筆者が家を建てる際にこだわった部分または予算の関係であきらめた部分を、筆者の価値観を交えながら論じています。
特に厠(今でいうトイレですね)については、ある程度薄暗く、清潔で静かなものがいいと書かれています。
こちら、弊社の女性用お手洗いです。
天井にある照明のほか、ペーパーホルダーの下側にも照明が設置してあるので、手元や足元が優しく照らされます。
ある程度の薄暗さがあり、光と影が調和していますね!笑
私も、ここに来ると不思議と気持ちが落ち着くので、とても好きな場所です。
観田創建にお越しの際は、ぜひお手洗いにもご注目ください☺