2017.09.08
Tさま邸のリビングの空間はお客様のご要望のもと、私がデザインし、構造設計の紙丸そして1級設計士の奥村、現場管理の山本とが知恵を絞り、何度も何度も考えてかたちにした傑作です。また、それを職人がかたちにしていきます。
杉の大黒柱と大梁、そしてそれを境にリビングと和室が建具で仕切られます。
手摺もお客様からのオープンで今までにないような無垢の手摺にしてほしいとのこと、
何度も何度も書換え、3Dで立体的に検証し、職人にかたちにできるかを打診し、また書換え完成した力作です。
何十案と設計し、まさに設計士と職人さんとの知恵を融合させた技術の結晶です。
無垢の造作手摺は、肌さわりもぬくもりがあり最高です。
Staff
統括 1級建築士 観田康宏
設計デザイン 1級建築士 奥村公江
構造・積算担当 2級建築士 紙丸司
現場担当 山本真平
許認可申請 2級建築士 田村美季
3DCAD 図面 2級建築士 田村美季
2017.08.28
お客様から手すりをストリップの手すりにしてほしいとのご要望をいただきました。
デザインと製作
デザインとどのように製作するかの打合せ、そして修正を重ねてようやく出来上がりました。
無垢のタモです。
苦労の甲斐があり、いい感じになりました。
お客様にも喜んでいただきました。
玄関をはいるとなかなかセクシーな手摺です(^’^)
2017.03.30
木材の仕入れにきました。
いろんな無垢のフローリングや天井材などがあり、わくわくです。
弊社で建てていただくお客様はほとんどが無垢のフローリングをお使いになります。
新しいものも是非提案してきます。
杉の122×240mmの柱です。
今度上棟させていただくTさまのお住まいの大黒柱です。
最高の材料が入りました。
50年、100年と頑張って、Tさま家族を見守ってくれるようお祈りしてきました。
お客様からご依頼のテーブル材を探しています。
Iさまがお好きなものが見つかりましたが、少し高すぎます。
Fにも良い提案ができそうです。
木の仕入れはわくわくします。
ずっといても飽きません。
2016.04.20
住まいのこだわり1
柱、土台は全棟ヒノキと米ヒバ
柱はすべて国産のひのき・・・・湿気の多く気が腐りやすい気候の北陸でものすごい耐久性を発揮してくれて、強度も高く木の王様と言われています。
土台や大引き、根太はすべて米ヒバ(イエローシダー)ヒノキ科でひのきと同じく耐久性が高くしかも硬く上からの荷重を支えるには、国産のヒバよりも高い強度があります。
床下には防湿コンクリートではなく、砕石を15センチの深さでいれて、添圧しています。
湿気対策と床下の生態系維持を大切にしています。
コンクリートはアンモニアを発生させて、床下の生態系を崩してしまいます。
基準強度の1.5倍の強度の構造体
屋根板は30mmの杉板です。
本当にきれいですね
屋根は雨を遮るだけでなく、熱や音も遮らなければなりません。
8層の材料の長所を上手に合わせます。
熱が伝わるのは断熱だけではありません。
夏の屋根裏は50度を超えることもあります。断熱だけでは不十分であり、遮熱もとても大切になってきます。
2016.04.15
子ども部屋や寝室に一面でも無垢の木材を使用することをお勧めしています。
無垢の木の魅力
1、調質効果がある・・・周りがメンテナンスしやすいビニールクロスでも一面のみ木材を張ると湿度を調湿してくれます。
オール電化の住まいは乾燥しがちです。
健康湿度は45%から60%と言われています。
乾燥しすぎは免疫力が低下します。
アレルギーや花粉症はもちろん、抵抗力の低下は健康にとても大きな影響があります。
結露がないように乾燥しすぎている室内環境にしていることは、本末転倒かもしれません。
伝統的家屋はストーブにやかんをかけて湿気を出していました。
それは、健康のために湿度を大切にしていたそうです。
2.近視眼率
木の内装で過ごす子供は近視の率が低いというデータがあります。
3.音がまろやか
反響音がまろやかで、耳や心に優しい。
ビニールクロスは反響しすぎます
4.木材とビニールクロスとコンクリート、金属の箱のマウスの成長実験において木材の箱で育ったマウスは明らかに健全な心と体を育まれるという結果が出たそうです。
森林浴ではありませんが、自然の材料は不思議と心がやすまりますし、その良さを科学的ではなく本能で感じる方も多いのではないでしょうか
コンクリートや金属で成長したマウスは、生存に不必要な行動(壁に突然激突したり)が非常に多くなる・・ストレスからか
5.日々愛着を持て飽きない素材
時間が経つごとにだんだんと味わいや艶が出てきて、日が経つごとに良い色合いになってきます。
新築した時に一番新しくて、翌日から古くなっていく素材とは違いますね。
尚、これらは建築学にはそのようなことは学びません。
このような健康やストレスなき環境、住み心地は環境工学です。
住宅は多岐にわたる学びがとても必要になります。
是非、すまい環境ラボで一緒に学びましょう。
※4つの完成事例はすべて天井と床に無垢の木が使われており、塗装は植物性でお子様がなめても大丈夫な塗料を使用しています。