2025.12.08
近年、観田創建にも古民家再生のご相談がますます増えています。
古民家の魅力は、
単に「昔の建物」だからということではありません。
- 長年使い込まれた素材の味わい
- 代々受け継がれてきた家族の物語
- 地域で育まれた文化や暮らし方
- 建物が生まれた背景や歴史
そこには、“その家だけが持つ価値”が確かに息づいています。
■ 古民家は「地域の記憶」を宿す建物
たとえば町家の柱一本にも、
その土地の気候・文化・商いの歴史が刻まれています。
古民家を拝見していると、
「なぜこの間取りなのか?」
「なぜこの素材が使われたのか?」
という“地域性の物語”が見えてきて、とても興味深いものです。
その家の背景を読み解き、
未来へつなぐ価値を見出していくことも、
私たち設計者にとって大切な役割だと感じています。
■ 古き良き価値を未来の暮らしに活かす
とはいえ、古民家はそのまま暮らせるわけではありません。
- 耐震性
- 断熱性能
- 動線の改善
- メンテナンス性
- 現代の暮らしに必要な設備
これらをしっかりと見極め、必要な部分を補強しながら、
“昔の良さを失わずに、快適で安全な住まいに再生すること”
がとても重要です。
うだつと無垢り屋根の町家
|古民家再生は「未来へつなぐ家づくり」
古民家は、ただ古い家ではなく
- 素材の味わい
- そこに暮らした人々の物語
- 地域の文化
- 歳月が育てた価値
これらを未来へつなぐ、
文化継承としての家づくり でもあります。
観田創建では、
その価値を丁寧に読み取りながら、
現代の性能と快適性を兼ね備えた“永く住み継げる住まい”へと再生していきたいと考えています。
彦根城から学ぶ「木造建築の底力」
先日訪れた国宝・彦根城も、
現存する五大天守のひとつとして知られています。
400年以上前に建てられた木造建築が、
今なお美しく残っているという事実は、
木の建築が持つ耐久力・文化価値の高さを物語っています。
石垣を上るのはなかなかのワークアウトでしたが(笑)
改めて、木造の奥深さ・美しさに触れる貴重な体験になりました。
古民家再生にも通じる、
“時を越えて残る建築の力”を強く感じました。
「古民家再生に興味がある」
「自分の家も再生できるか相談したい」
そんな方のために、観田創建では
無料相談・資料請求 を受け付けています。
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2025.11.29
3年定期点検へ行ってきました|自然素材の家と、家族の成長が見える時間
今日はメンテナンスデイ。
その中でも、3年定期点検のお客様のお宅へ伺いました。
奥さまは自然素材と和のしつらえが大好きな方。
ご主人はミニマムで整った暮らしを好まれる、とても素敵なご夫婦です。
3年前はまだ赤ちゃんだったお子さまが、
今日は会話にしっかり参加してくれるほどに成長されていて、
その姿に思わず胸が熱くなりました。
■ 3年経っても美しい“自然素材の家”Aさま邸では、
といった自然素材をふんだんに取り入れています。
丁寧に暮らしを重ねてくださったおかげで、
3年経った今も、無垢の木は深みを増し、漆喰の壁は清々しい表情のまま。
お住まい全体がすっきりと片付いていて、
“家が家族に愛されている”ことが伝わってきました。
自然素材の家は「経年変化」ではなく、
“経年美化”していくすまいです
■ 家族の記憶が積み重なる家
3年という月日には、
家族の成長も、暮らしのリズムも、たくさんの変化があります。
その変化を住まいがやさしく受け止め、
“思い出が積み重なっていく場所になる”。
観田創建が目指しているのは、
そんな 「家族の人生に寄り添う家」 です。
Aさまご家族の暮らしが、これからも豊かに重なっていきますように。
そんな願いを込めて、点検とともに心を込めて住まいを拝見いたしました。
■ 観田創建の家づくりが気になる方へ
「自然素材の家ってどう違うの?」
「性能やメンテナンスのことを少し知りたい」
そんな方へ、観田創建の家づくりをまとめた無料資料をご用意しています。
まずはお気軽にご覧ください。
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2025.05.09
工事から早5年
ご子息さんの結婚に合わせて、リフォームをしてお
ります
玄関に残ったお花のシミ
良くご相談いただく失敗です
水があふれてシミになってしまいました
まずはグラインダーで表面を削ります
無垢だからこそ
植物オイルの自然塗料だからできるメンテナンス
です
塗装はお子様が間違って口に入れても安全な、植物
オイルからつくられている
リボスカラー アルドボスです
5年もたつと色合いが若干違ってきますが、
しばらくすると馴染んでわからなくなります
グラインダーは必要ですが、最近では
ホームセンターでも貸出していますよ
2023.04.23

平屋のすまい
子育て奮闘中の若いご夫婦のお住まい
桧のぬくもり
ドイツ漆喰と羊毛断熱材による深呼吸したくなるきれいな空気
自然素材だけでつくられた居室は、湿度を調湿してコントロールしてくれます
色んなことを提案したり、相談したり、悩んだり
結局引き算でのデザインになりました
その中でも旦那様の夢であった、格子の建具
ルイスポールセンやフランク・ロイド・ライトの照明などがとても自然に調和するデザインになりました
深い軒が強い日差しをさえぎり、涼しい風を送ってくれます。
雨や雪からも守ってくれ、リビングダイニングを快適にしてくれます。

2023.01.20

築40年 先生のお仕事を一生懸命に全うされ、お子様たちも立派になられて、お隣にお子様、お孫様の新居を建築させていただいたご縁で全面リフォームをさせていただくことになりました。
今回のテーマは暖かく、明るく、使いやすく
環境性能に配慮したリノベーションになります。
いよいよ解体です。
べニア下地のフローリングは
10年ほど前からふにゃふにゃ
今にも床が落ちそうです
しかし、タカラの猫の目キッチンはすごい丈夫ですね。
40年の歳月がたったと思えないタカラのホーローはキャビネットの中身もきれいでした。
サッシもよく役割を果たしてくれたのではないかと思います。
今度はトリプルガラスのサッシに交換します