2026.10.27

築10年の床下が教えてくれること|金沢市注文住宅・住まいの健康診断

最近、たまたま床下に潜る機会が続いています。

今回も、どうしても自分の目で確かめたくなり、床下を点検させていただきました。

床下は、木造住宅の健康状態を知る大切なバロメーターの一つです。

土台や大引きに使われている米ヒバの状態、断熱材の納まり、湿気や漏水の有無、基礎のひび割れなど。

普段は見えない場所だからこそ、丁寧に確認することが大切だと思っています。

こちらのお住まいは、新築から10年。

床下の木材も基礎まわりも、とてもきれいな状態が保たれていました。

米ヒバの持つ耐久性や、風通しの良い床下環境やきれいな土壌を大切にしてきたことが、10年という時間を経て確認できるのは、本当にうれしいことです。

住まいの本当の価値は、完成した時の美しさだけでなく、10年、20年、そしてその先に、どれだけ健全な状態を保てるかにあると思います。

目に見える無垢の床や漆喰の美しさも大切ですが、普段は見えない構造や床下の健全さこそ、ご家族の安心と快適な暮らしを支えています。

これからも、一棟一棟の住まいを末永く見守っていきたいと思います。

見えないところにこそ、住まいづくりの本質がある。

そんなことを改めて感じた、築10年の床下点検でした。

2026.10.07

新築12年 あの日、一緒に描いた「未来の暮らし」が今ここに|石川県野々市市注文住宅

住まいづくりで、一番大切なことは何でしょうか。

私は、素敵な家を完成させることだけではなく、

住めば住むほどそのご家族らしさが増し、暮らすことが楽しく、わくわくする住まいに育っていくことだと思っています。

新築から12年を迎えた、野々市市のお住まい。

設計当時、ご夫婦とは何度も

「この家でどんな暮らしをしたいか」


を語り合いました。

好きな自転車を眺められる玄関。

好きなものづくりに没頭できる土間の工房。

大きくなくても、緑を眺めながら食事ができ、外からの視線を気にせず過ごせる庭とテラス。

そして、家族が自然に集まるリビング。

12年後に、あらためて

あの頃一緒にわくわくしながら描いていた暮らしが、

本当にそこにありました。

それどころか、

家具や道具、植物、趣味のものが加わり、

完成した時よりもずっと楽しく、

ずっとこのご家族らしい空間に育っています。

「大好き」が詰まった家で、大好きな家族と暮らす。

家を建てる目的は、もしかすると、とてもシンプルなことなのかもしれません。

ナラの床や杉に塗った柿渋も12年の時間を重ね、艶や深みを増してきました。

でも、経年美とは

素材が美しく歳を重ねることだけではなく、

家族の暮らしや思い出が重なり、その家にしかない価値が育っていくことでもあると思います。

早くも12年。

これから10年、20年と、

この住まいがご家族と一緒にどんな時間を刻み、
どんな表情に育っていくのか。

また訪ねる日が、今から楽しみです。

2026.10.02

金沢市西念に、素敵なお店が誕生しました。

心(脳)まで「巡らす」「出す」「整える」を大切にされている
wellness salon “solo(ソロ)”さん。

このたび、新しい店舗の施工を観田創建でお手伝いさせていただきました。

そして本日からプレオープン。

本当におめでとうございます。

soloさんが大切にされているのは、

「本来の自分を取り戻しませんか」

という想い。

日常の忙しさから少し離れて、自分自身の心と身体にゆっくり向き合い、本来の自分らしさを取り戻していく場所です。

このお話を初めてお聞きした時、私たち観田創建が住まいづくりで大切にしていることとも、とても通じるものを感じました。

住まいも店舗も、ただ美しい空間をつくればよいのではなく、そこにいる人が心地よく、自分らしくいられる場所であること。

そんな共通する想いがあったからでしょうか。

打ち合わせも本当に楽しく、一緒に一つひとつ考えながら、soloさんらしい素敵な空間へと仕上がっていきました。

金沢市西念という便利な場所に生まれた、新しいwellness salon。

これからたくさんの方がこの場所を訪れ、少し肩の力を抜いて、心と身体を整える時間を過ごされることを楽しみにしています。

空間が、人を少し幸せにする。

そんな場所づくりに携わらせていただけたことに、心から感謝いたします。

soloさん、新しいスタート、本当におめでとうございます。

solo  https://solo-1126.com/

2026.09.24

父から受け継いだものを、今の暮らしへ

シルバーウィークは少しお休みが取れたので、実家の障子の張り替えと、父が使っていた地松の一枚板を使ってテーブルをセルフビルドしました。

障子張りは、小学生の頃から父に教えてもらっていたもの。

久しぶりでしたが、昔を思い出しながら手を動かしていると、不思議と身体が覚えているものですね。

そして、父が長年使っていた地松の一枚板。

そして、父が長年使っていた地松の一枚板。

新しいテーブルを買うこともできますが、長い年月を重ねた木には、新しいものには出せない色艶や傷、そして家族の記憶があります。

その「古さ」こそが、この板の価値なのだと思います。

今回は、今の部屋に合わせて脚をアイアンに変え、テーブルの下にはティッシュや文具を置けるtowerの棚を取り付け、コンセントタップも設置しました。

古いものを、ただ昔のまま残すのではなく、その価値を大切にしながら、今の暮らしに合わせて使い続ける。

父から教わった障子張りも、父が使った一枚板も、また次の時間を刻み始めました。

こういう休日も、なかなかいいものですね。

とても良い連休になりました

テーブル下のラック

タワー:山崎産業 https://www.yamajitsu.co.jp/products/242002?srsltid=AU7gw4X81FMqeigtXUwzT1_sDJHUlkZFa1btZGD3VKem8uE90SfIQ1Q_

アイアンもネットで規格品を購入しまいた

全部で1万円弱で完成です

2026.09.21

家族の誕生とともに完成した住まい|石川県小松市注文住宅

昨年8月、Instagramをご覧いただき、「雰囲気が良かったので」

とホームページからお問い合わせをいただいたことが、ご縁の始まりでした。

30歳のご夫婦と、大切な家族であるうさぎちゃん。

そしてその時、お腹の中には新しい命がありました。

ご相談いただいたのは、これから増えていく家族みんなが、安心して心地よく暮らせる住まいでした。

初めての住まいづくりです。

最初は何をどう決めればいいのか、戸惑われることもあったと思います。

間取りはどうするのか。
どんな素材を使うのか。
収納はどれくらい必要なのか。

でも、打ち合わせを重ねていくうちに、少しずつ大切なことが見えてきました。

「どんな家を建てたいか」ではなく、

「家族で、どんな暮らしをしたいのか」

ということです。

一つひとつお話を伺いながら、ご夫婦の中でもこれからの暮らしが少しずつ明確になり、その想いが今回の住まいとして形になりました。

そして、打ち合わせの途中には、待ち望んでいた赤ちゃんも元気に誕生。

先日のお客様検査では、その小さな手と身体で、無垢のフローリングをしっかりとチェックしてくれていました。

なんとも微笑ましく、うれしい光景でした。

床には、クリと桜の無垢フローリングを使っています。

植物油を主成分とした自然系の浸透性塗料で仕上げることで、木を膜で覆ってしまうのではなく、無垢材本来の質感やぬくもりをできるだけそのまま感じられるようにしています。

これから赤ちゃんがハイハイをしたり、裸足で走り回ったり、うさぎちゃんと一緒に過ごしたり。

でも、その一つひとつも、ご家族がこの家で暮らしてきた大切な時間の跡になっていくのだと思います。

家は完成しました。でも、物語はこれからです。

お子様が成長し、ご家族の暮らしも少しずつ変わっていく。

楽しいことも、忙しいことも、きっとたくさんあると思います。

その一つひとつの時間が、この住まいに刻まれていきます。

私たちにとって、住まいをお引き渡しすることは、お付き合いの終わりではありません。

10年後、20年後。

「この家で暮らしてきてよかった」

そう思っていただけるように、これからもご家族の暮らしを末永くサポートさせていただきたいと思います。

たくさんの笑顔と、たくさんの思い出が、この住まいに刻まれていくことを楽しみにしています。