2016.04.15
無垢の木と住まい (住まい環境ラボより)
子ども部屋や寝室に一面でも無垢の木材を使用することをお勧めしています。
無垢の木の魅力
1、調質効果がある・・・周りがメンテナンスしやすいビニールクロスでも一面のみ木材を張ると湿度を調湿してくれます。
オール電化の住まいは乾燥しがちです。
健康湿度は45%から60%と言われています。
乾燥しすぎは免疫力が低下します。
アレルギーや花粉症はもちろん、抵抗力の低下は健康にとても大きな影響があります。
結露がないように乾燥しすぎている室内環境にしていることは、本末転倒かもしれません。
伝統的家屋はストーブにやかんをかけて湿気を出していました。
それは、健康のために湿度を大切にしていたそうです。
2.近視眼率
木の内装で過ごす子供は近視の率が低いというデータがあります。
3.音がまろやか
反響音がまろやかで、耳や心に優しい。
ビニールクロスは反響しすぎます
4.木材とビニールクロスとコンクリート、金属の箱のマウスの成長実験において木材の箱で育ったマウスは明らかに健全な心と体を育まれるという結果が出たそうです。
森林浴ではありませんが、自然の材料は不思議と心がやすまりますし、その良さを科学的ではなく本能で感じる方も多いのではないでしょうか
コンクリートや金属で成長したマウスは、生存に不必要な行動(壁に突然激突したり)が非常に多くなる・・ストレスからか
5.日々愛着を持て飽きない素材
時間が経つごとにだんだんと味わいや艶が出てきて、日が経つごとに良い色合いになってきます。
新築した時に一番新しくて、翌日から古くなっていく素材とは違いますね。
尚、これらは建築学にはそのようなことは学びません。
このような健康やストレスなき環境、住み心地は環境工学です。
住宅は多岐にわたる学びがとても必要になります。
是非、すまい環境ラボで一緒に学びましょう。
※4つの完成事例はすべて天井と床に無垢の木が使われており、塗装は植物性でお子様がなめても大丈夫な塗料を使用しています。