2024.05.30

姫路城と好古園 

とある団体の全国大会で姫路城に行ってまいりました

400年前の現存する木造でのお城ということで、美しい外観ももちろんですが、内部の木造建築も目にみはるものがありました

後世に残すべき、名建築の一つです

名古屋城も早く木造での再建を実現できると、我々建築に携わる者としてはうれしいですね

2032年完成予定とのことですが、最近の建築費の高騰や2024年問題でスムーズにいくことをお祈りしております。

当時の地松だと思われる太い大黒柱や梁の構造にも、身震いをするほどに素晴らしい技術です。

400年の歴史の重み

美しいとかでは語れません

2024.05.21

造作手摺とアッパーライト

造作手摺とアッパーライト

階段の手すりはタモ無垢の手摺

手にも優しく温もりがいい感じです

手摺に埋め込んだLEDの建築照明も眩しくなく好評です

存在感のない存在

小さなデザインですが、暮らしに優しいデザインです

2024.05.10

2011年新築のお客様 お母様の介護

13年前に新築していただいたお客様

メンテナンスです

同居のお父様を見おくられ、お母様も高齢で足が悪くなってきましたので、介護保険を申請されました

それに伴い、ご自宅に手摺を設置させていただきました。

ただ、設置個所は出来るだけ少なくして、出来るだけ介護用品のリースをお勧めしております

写真は玄関アプローチ

打ち放しの塀にアイアンと無垢で造作しましたが、かなり喜んでいただき、ほっとしております

コンクリート打ち放しの塀に木でできた、とても深い軒

アイアンに無垢の手摺はとても良くあいますね

金沢の冬は寒いので、触るところはやっぱりぬくもりのある無垢がよいです



2024.05.08

無垢床のメンテナンス

2011年8月完成のH5邸です

赤松の無垢フローリングですが、ユーティリティとして、思った以上に洗濯ものの水が床に飛んでしまい、あとがたくさんついてしまいました



まずはサンダーで表面を削ります
今回は全面補修させていただきますので、機械で表面を削ります。

結構、おがくずで黙々になるので、養生が大切です

赤松は少し柔らかいので、簡単に削ることができます

最終仕上げは赤松は180番手で仕上げました

とてもきれいになりました

今日は新人さんのレクチャーも兼ねていましたので、4人で対応しました。

誰でもがメンテナンス出来たり、

無垢のお手入れはとても簡単ですので、

お客様にレクチャーして、ご自身でメンテナンスしていただくと、リーズナブルでかつ愛着も出て来ますよ







仕上の塗料はドイツの食品会社さんがつくっている

健康にとてもやさしく、間違って飲んでしまっても大丈夫という

リボスカラーワックス アルドボス

で塗装しました。

プーンとオレンジの香りが特徴です

2024.04.24

メンテナンスをデザインした住まい

シンプルで正面以外はガルバニュウム鋼板で囲まれた住まい

これは、耐久性の高いガルバニュウムも軒を深くしてしまうと、錆が進行してしまうというデメリットで、軒をなくしたデザインになっています

但し、正面は吹付の壁と杉の板張りになっていますので、その部分を軒をつくり、雨があまり当たらないように工夫されたデザインになっています

このようなデザインが多いのは、耐久性を第一優先にした結果です

若いご夫婦は、60年は安心安全で快適に暮らしたい

その為には、後のメンテナンスコスパを最大限に抑えたいデザインにしました。

リビングの床板は

無垢のさくらフローリングです

塗装はもちろん、植物由来のオスモカラーワックスです

壁はドイツ漆喰

健康で快適でメンテナンスコスパを考えたら、この素材やデザインが最適ということになりました。

将来を考えながら、しっかりとした目的と目標を明確にして建てる住まいが、住んでよかったと思っていただける住まいになっていくのではないでしょうか

そこに、本当に美しさが数十年後に待っている気がします

トイレやお風呂にはしっかりと窓があり、太陽からの紫外線が、しっかりと殺菌してくれます

最近のトリプルガラスはかなり紫外線をカットしてしまうので、殺菌効果が薄れてしまってもいますので、要注意です

紫外線は朝日にたくさん含まれているそうです

キッチンやダイニングに明るい朝日があたると、自然の力で清潔に殺菌してくれるそうです

自然の力は我々のちっぽけな力とは比較にならないパワーを持っています。

私たちはその力を、恩恵を分けていただいています