2026.06.03
今年楽しみにしていた事務所のヤマアジサイが咲きました。
ヤマアジサイは思っていた以上に育てるのが難しく、8ポット植えたうち元気に育っているのは1株だけです。
水やりの加減も難しく、会社は海に近いため砂質の土壌で、風に潮も含まれています。山に育つ植物にとっては厳しい環境なのかもしれません。
残念ながら弱ってしまった株もありますが、それでも諦めずに土や環境を工夫しながら育ててきました。
その中で一株だけでも元気に育ち、美しい花を咲かせてくれたことが本当に嬉しく感じます。
鮮やかな青色の花はとても爽やかで、この季節ならではの美しさがあります。
梅雨時のじめじめした日や、暑さを感じる日も増えてきましたが、ご来社いただくお客様に少しでも気持ちよく過ごしていただければと思っています。
住まいも庭も同じですが、一度つくって終わりではありません。
手をかけ、見守りながら育てていくことで、少しずつその場所らしい美しさが生まれてくるのだと思います。
これからもヤマアジサイの成長を楽しみに見守っていきたいと思います。
2026.05.26
3年定期検査にお伺いしました。
久しぶりにご家族皆さまお揃いでお会いでき、
お子様たちの成長にも、とても嬉しくなりました。
やはり、桧の無垢フローリングの経年変化は素晴らしいですね。
新築当初の美しさとはまた違い、
3年という時間の中で、柔らかな艶と深みのある色合いが生まれ、
住まいそのものに風格が出てきたように感じました。
人も住まいも、
丁寧に時を重ねることで、本当の美しさが育っていくのだと思います。
ドイツ漆喰の壁もとても良い表情になっており、
自然素材ならではの心地よい空気感に包まれていました。
今回の点検では、
・ダイニング照明の高さ調整
・お隣の大きな木の落ち葉による玄関上の樋の詰まり
・リビングのトリプルサッシの調整
・庭木のメンテナンスのご相談
・壁に絵や時計を飾る際の方法
などを中心に確認させていただきました。
また、暮らしてみてのお話もたくさんお聞かせいただきました。
「トイレの手洗いは、すぐ出たところに洗面があるので必要なかったかも」
そんなリアルなお声も、
これからの住まいづくりにとても大切な学びになります。
そして何より印象的だったのが、
リビングの桧の無垢フローリングについてのお話でした。
夏はさらっと素足が気持ちよく、
冬はほんのりと温かい。
「やっぱり無垢の床は最高ですね」
そう言っていただけたことが、とても嬉しかったです。
観田創建では、
完成した瞬間だけではなく、
10年後、20年後に
「建てて良かった」と感じていただける住まいを目指しています。
メンテナンスをしながら、
ご家族と共に住まいも育っていく。
そんな時間をご一緒できることに、感謝の気持ちでいっぱいです。
2026.05.22
石川県・金沢の暮らしでは、
毎日出る洗濯物との付き合い方が、とても大切なテーマになります。
私自身も、子どもが3人の頃は、
毎日3回洗濯機を回していた時期がありました。
しかも金沢は、冬や梅雨時期になると乾かない。
「どこで干すか」
「どう乾かすか」
これは、暮らしの快適性を大きく左右する、とても大切な課題でもあります。
さらに最近は、
インフレや職人不足、確認申請の厳格化などにより
建築コストも上昇し、
住まいをできるだけコンパクトにまとめながら、
・建築費
・光熱費
・メンテナンスコスト
を抑えたいというご要望が本当に増えてきました。
だからこそ、
「洗濯」という毎日の家事を、いかに無理なく楽にするか。
そこを丁寧に設計することが、とても重要だと感じています。
当然、それぞれにメリット・デメリットがあります。
初期コスト。
光熱費。
乾燥時間。
メンテナンス。
音や湿気。
将来、歳を重ねた時の使いやすさ。
そこまで含めて考えることで、
はじめて「本当に暮らしやすい住まい」になっていくのだと思います。
そこまで含めて考えることで、
はじめて「本当に暮らしやすい住まい」になっていくのだと思います。
間取りをつくる前に、まず暮らし方をじっくりお聞きします。
「どこで服を脱ぐのか」
「どこにタオルを収納したいのか」
「夜干しか朝干しか」
「共働きなのか」
「お子様は何人か」
「将来も室内干しか」
洗濯動線ひとつにも、
そのご家族らしい“正解”があります。
毎日の小さなストレスを減らし、
家事に追われる時間ではなく、
家族との時間を増やす。
そんな住まいをご提案していきたいと思っています。
2026.05.19
築100年の金沢町家。
再生リノベーションが完成し、
家具も入り、暮らしが始まったお住まいを
撮影させていただきました。
今は8か月の第二子のお子様と、
“散らかし屋さん”の元気なお兄ちゃんに囲まれ、
なかなか片付かない毎日とのこと。
それでも、その生活感がとても自然で、
この町家に新しい命が吹き込まれているように感じました。
一冬を過ごされて、
「とても暖かく快適です」と嬉しいお言葉もいただきました。
一方で、最近は暖かくなり、
少し暑さを感じることもあるそうです。
高気密・高断熱の住まいは、
冬の快適性だけでなく、
春や秋など中間期の温度調整がとても大切になります。
そのため、2階ホールに設置したエアコンを弱く運転することで、
空気をゆるやかに循環させ、より快適に過ごせることなどもアドバイスさせていただきました。
造作のオーダーソファーも入り、
チークのダイニングテーブルも空間によく馴染み、
町家の落ち着きと現代の暮らしが心地よく調和した、とても素敵な空間になっていました。
古いものをただ残すのではなく、
今の暮らしに合わせて再生し、
次の世代へつないでいくこと。
小さなお子様たちの
笑い声が響く町家を見ながら、
金沢の暮らしの文化が、
こうして受け継がれていくことの嬉しさを
感じる一日となりました。
我々はこのように地域に合った
自然体で暮らせる住まいをを
金沢スタイルと呼んでいます