2007.01.06
南野邸の桜のフローリングです。
厚みは15mm、巾は90mmです。
お客様がご自分でリボスカラーを4回ほど塗られました。
本当に素晴らしい仕上がりです。
杉、ヒバや檜のような針葉樹と違って、比較的硬くてキズがつき難い床板です。
杉などと違って、無垢材にしては表面温度が冷たいですが、合板のフローリングよりは暖かく、なんと言っても耐久性が抜群です。
合板のフローリングは住まいが完成したときが一番綺麗で、次の日から汚れていく一方です。
しかし、無垢のフローリングは完成時は特に自然塗料を塗ってもそんなに艶はないですが、時をおうごとに深い艶と味わいが出てきます。
先日、6年前に建てていただいたお客様の家に鍋パーティに呼ばれたのですが、本当に素晴らしい味わいが出てきており、嫁に出した娘をみる父親のような気持ちになってしましました。
2007.01.06
日本全国の住まいの建て替え平均年数が25年程
アメリカが40数年、ヨーロッパは約80年ほどだそうです。
しかし、不思議なことに風、地震、火災で崩壊した家はほんの一握りです。
様々な要因がありますが、その大きな要因の一つに、構造的な
耐久性より使う材料の耐久性と耐用性があります。
人工的に作ったフローリング、外壁のサイディング、屋根材など新建材の多くが、10年前後の耐久性です。
それと同時に、完成の翌日から古くなっていくので、愛着を感じることも少なく、飽きてしまいます。また、設計期間が短い為、刹那的に建築してしまうので、家族の変化に対応できないようです。
結果的に、20年ほどで家が使い捨てられていきます。
高度経済成長期はそれでよかったのかもしれませんが、これからの時代、本当にそれでよいのでしょうか。
我々が自然素材をお奨めする理由は健康面だけでなく、艶がでたり、味わいが出ることにより、愛着が生まれるからです。
また、設計期間をゆっくりとり、最低半年、長い方で1年半ほどは必要かと思います。
写真:MM邸新築工事 玄関 平成14年1月竣工
2007.01.04
あけましておめでとうございます。
今年は例年になく、北陸には珍しい穏やかな日和が続きゆっくりとした時間が流れたお正月でした。
皆様もよいお正月を迎えられたことと思います。
しかし、あまりの天気のよさに現場を預かる身としては、後にたっぷりとそのツケが回って来そうで戦々恐々です。
さて、1月に工事着工予定のI邸はその町の地区計画で家の前に外灯を設置することが義務付けられています。
これは本当にすばらしいことだと思います。
もし、ほとんどのお宅の道路に面した場所に外灯があったら、街が明るくなり、防犯、防災上も安全で、しかも美しく趣き深い街になります。
既に奨励している自治体もあるようですが、環境にもやさしいソーラー式外灯などは値段も千円しないものからあり、しかも配線工事が不要で電気代も掛からないとなると意外と実現可能なんじゃないだろうか?
その様な思いやり溢れる街になるように、今年は設計士として出来ることからはじめてみようと思います。
2006.12.27
食卓も畳、茶間も畳の中で育ちました。
それゆえか、ソファーの生活を今まで何度も試してみたが、
ソファーはよしかかる背もたれにしかなりません。
しかし、新築を契機に思い切って、アルフレックスのVOTAにしてみたら、
なんとそのソファーが家族の「居場所」になってしまった。
長時間の座り心地が最高!
多分、イタリア製にしては座面が低く、奥行きが深いことと、ウレタン等に秘密があるのでは?うーん、ばらしてみたい。
杉のフローリングにVOTA、これに薪ストーブがあれば言うことないんだけど・・・・
※右上の写真の背景は観田創建の建築物ではありません。アルフレックス:https://www.arflex.co.jp/
2006.12.26
ついに念願の薄型で電話登録件数が2000件で・・・
という携帯を手に入れました。
最初は使い勝手が悪かったけど、慣れればなかなか便利です。
今までは、音楽やiモードや写真などは如何でもよく、殆ど使わない機能に
高いお金を払っていました。
生産量とコストのバランス上、しょうがないですよね。
もし、その様な携帯をオーダーで作ると非常に高額になってしまいます。
住まいの場合、実は全く違います。
自分にとって必要なものだけをオーダーで創っても、コストは変りません。
ただ、今までたくさんのお客様と向き合ってきましたが、住まい創りにおいて本当は何が必要か不必要か、最初からお判りになっている方は意外と少ないようです。(実はそういう自分も解りませんでした)
しかし、何回も打合せを重ねるうちに、皆さん明確になってくるようです。
自分の家族のことや住まいを建てる目的が明確な方は、永く満足のいく住まいに出会えると思いますよ