2007.02.27

リフォーム 事務所兼ショールーム

 今日はA自動車さんのショールーム兼事務所と看板の見積提出です。

 昨年の8月から、打合せを重ねなんとか納得のいくご提案が出来ました

 事務所のリフォームは改修することによって、会社のイメージが
 あがったり、分かりやすいものになったりと様々ですが、コンセプトは
 その会社ごとに非常に明確です。

 しかも、リフォームすることにより会社の収益が上がらなければなりません。

 これはこれで家とは違った難しさがあり、非常にやりがいのある仕事です。

 ショールームでは気持ちよくくつろげて、事務所では効率的に仕事が
 出来て、看板は安くてかっこよくて長持ちできるということが要望です。
やはり、看板も含めショールームは会社の顔ですので、特に気を使います。

まだまだ、色決め等ございますが、使ったお金以上の価値に出来るようがんばります。

写真の登場人物は観田創建のデザイナーの佐藤です。皆様、宜しくお願いします。

2007.02.25

スローハウス 木材の話Vol.5

最近、少しずつ環境問題や食や住環境の安全性、地域経済の発展など様々な観点から地域で生産しそれを地域で消費しようという考えが強くなってきました。

キャッチフレーズのスローハウス・スローライフもそういう考えも入っています。

金沢は従来、森林資源が豊富とはいえず、昔から秋田や青森などから木材を輸入してきました。

その後、木材の自由化を契機に外国材が大半を占め今や9割以上が外国産の木材です。

価格が比較的安価ですが、気候風土に合うか、輸入するときの防腐剤、木材の中に混入した日本にはいない生物による生態系の破壊などの問題はあります。

しかし、中国の消費量の拡大や環境問題による森林資源の乱獲の取り締まり強化により、外材が入りにくくなっています。

これを契機にもう一度、県内にこだわらず国産の木を見直し上手に使い、気候風土にあい安全性の高い木材を使用するよう推進していきます

写真上:MS邸新築工事 金沢市 柱・土台 青森ヒバ

写真中:MS邸新築工事 金沢市 総青森ヒバ造りの和室

写真下:青森ヒバ 水に強く腐りにくく、木目が綺麗な為、金沢で柱や土台に良く使われていた木です

2007.02.22

地域ブランド

先日発表された地域ブランドランキングの工芸部門の第1位に輪島塗、第10位に九谷焼が選ばれました。   https://www.hokkoku.co.jp/_today/E20070131002.htm

誇りに感じたと同時に、卓越した技術を継承し全国に発信してきた関係者の方々には頭が下がる思いです。

石川県には、変化に富んだ四季や豊かな自然により育まれた感性、情緒、知性あふれる県民性や歴史的背景から生まれた伝統工芸や技術、文化がたくさん継承している街として魅力溢れるまちです。

この街を更に個性豊かな街になるように、今年の夏に金沢の中心部で
お祭りをすることになりました。 

県や市の協力の下に、金沢市民にとって夏の風物詩になるように、
たくさんの方と一緒にみんなでつくった切子灯篭で埋め尽くす、
そんな光の祭りにしたいなーと思っています。

更に、その日は金沢中が浴衣を着た人があふれるように、カジュアルデーではなく、浴衣デーに出来れば面白い 

そんなこんなで実行委員長をさせていただくことになり、今日も、主計町で「月見光路」という光のイベントを実施されている金沢工業大学の金森末子にご意見を頂きにいってまいりました。

誰でも参加できますので参加おまちしています 

金沢工業大学 金谷研究室 https://www2.kanazawa-it.ac.jp/kanaya/

2007.02.20

職人の街 金沢

 昨日は大阪市立大学大学院教授の佐々木雅幸氏の講演を拝聴しました。

 「北陸新幹線開通と金沢の将来」という演題でしたが、以前に金沢大学の教授をされており、
 その当時のフードピア金沢や浅野川園遊会にご尽力された関係で、金沢の街について非常に
 詳しくまた、金沢の未来について期待されていることがひしひしと伝わる素晴らしい講演でした。 

その中で金沢は文化の保存だけではなく、伝統工芸や職人の街として様々なポテンシャルを持っている街としてその長所を活かし、更に新しい文化を創造し発信できれば、8年後の新幹線の開業を金沢の発展の良い契機にすることが出来る、と言う内容でした。

大変、感銘をうけ我々の長所である職人の技術や知識を大切にしながら新たな技術に挑戦し、誇れる文化の一助になっていくことを目標にがんばねばならないとおもいました。

創造都市への挑戦 佐々木雅幸 HP: https://www.creativecity.jp/

2007.02.14

時鐘  「さんため」

先日、友人から今北国新聞の時鐘が全国的に熱いということを聞きあらためて読んでみると本当にいい記事がある

数日前は、金沢市観光会館の名称が変ることについて記載されていた。
昔は歌舞伎などの作家や演出家には「さんため」という精神が代々継承されていたそうです。
それは、興行主・観客・役者のために舞台があってひとりよがりで才能や我を表現するところではない、と言うことだそうです。 

我々の仕事である建築や設計も同じです。
お客様のため・社会のため・職人の遣り甲斐のためであるということを再認識させられました。

北国新聞の時鐘:https://www.hokkoku.co.jp/jisyoh/hjisyoh.htm
結構面白い記事がありますよ