2009.09.29
昨日と今日2日間かけての上棟でした。
朝は小雨が降る怪しげな天気でしたが、何とか持ちこたえ無事1日目が終わり今日も何とか屋根始末を終えることができました。
怪我もなく、事故もなくほっとしています。
このお宅は職人さんの住まいで、ものすごく木にこだわった方です。
構造は木造で、18センチの大黒柱を中心に昔ながらの工法で木組みしています。
ただ、少し違うのは屋根の組み方です。
どちらかといえば、蔵の組み方に近い軸組みです。
登り木に55mm×180mmという大きな材を50センチピッチに配置してリビングの空間をすっきり見せるようにしています。
やはり大工さんの手刻みによる木構造は大きな空間を確保したり、風通しのよい大きな開口を確保したり出来るのがメリットです。
2008.05.07
MK様既設住宅の修繕板張りです。
杉板の重ね部分を斜めに削り、水が切れるようになっています。
木目や色合いがやさしので板は秋田杉を選びました。
秋田杉はきれいな杉が取れるので有名です。
あとは上から押え縁で板をおさえて止めます。
この板の張り方は金沢市の町屋の外壁によく使われています。
小生の実家もそうですが耐久性は30年から40年ぐらいは大丈夫です。
更に天気の良い日は板が乾燥して隙間がたくさんあき、風を通し
雨が降ると板が膨張して水が入りにくいよう工夫してあります。
板自体の耐久性が高いことも素晴らしいですが、
風を通しやすいことで、家が長持ちするようになっています。
家が長持ちするもっとも重要な要素の1つが風通しです。
こんなに素晴らしい素材ですが、金沢市内で新築住宅には採用が困難です。
それは境界線から1階は3m、2階部分は5mの延焼の恐れがある部分には板張りは防火の関係で法的に厳しい制限があります。
そのために壁の内部に防火下地を設置するなど、コストが高くつきます。
本当に素晴らしい工法なのにお客様にお勧めしにくいのは非常に残念です。
2008.05.06
4連休はみなと保育園さんの2階の保育室5部屋に腰板を取付 ました。
保育園さんは休みの日にしか工事ができないため、連休は
大概工事です。
いままで、いろんな保育園さんで腰板工事をしてきましたが、
ペンキ仕上げやクロスでは2〜3年でボロボロになるが手垢
で真黒です。
それに対し、腰板は汚れや耐久性は抜群です。
特に木の無垢材は音の反響が滑らかですし、
近視眼率も低く目にも優しい素材です。
更に調湿作用があり、子供さんの保育にはぴったりです。
もちろん、塗装は安全なリボスカラーで汚れ防止しています。
やっぱり、木材は安心、安全な最高の素材です。