2007.05.06
ゴールデンウィークは4日、5日は休ませて頂き、久々の家族サービスです。
姉・妹家族と一緒にエンジェルランド福井に旅行です。
ボール遊びが出来る大きな芝生にアスレッチクや大型遊具、科学体験や室内でも様々な遊具やイベントがあり、丸一日子ども達と遊び、あらためて父親の存在を認識してもらったのでは と思います。
それにしても、福井や富山は子ども達の公園や遊び場が充実しているのでうらやましい限りです。
無いものねだりかもしれませんが金沢の公園は子ども達というより、お年寄りの散策する為の公園がほとんどで、狭くていつもがらがら
ボール遊びすら出来る公園は限られています。
我々の子供のときは浜や神社、自宅前の道路ですら遊び場で4,5歳児の行動範囲は町全体から隣町へまで進出していたのを覚えています。
安全・防犯・場所の条件を考えると本当に次世代を担う子ども達にとって、よいまちになっているのでしょうか?
あらためて考えさせられる休日でした。
2007.05.02
真ん中に貫いているのが中桁です。
梁と梁を組み合わせ、その上に更にダブルで梁を組んでいます。その真ん中に通し柱が建ち、シャチ栓継ぎで固めています。
これは伝統的な継手であり、非常に技術と時間を要する継手です。
なぜ、我々は伝統的継手と従来の大工の技術が必要かというと、今の時代はそれをアピールしても直接お客様の集客にはつながりません。それより、キッチンなどの機能やスタイルを強調したほうがよっぽどアピールになります。
しかし、我々はお客様と非常に長いお付き合いをしていかねばなりません。その大切なお客様に、少しでも安全で快適な空間で家族の生活を送っていただきたいと思っています。
伝統的継手は長期の耐力が高いことと、開口部を大きく出来ることにより、明るくて風通しが良い快適な空間を提供できます。
その為に伝統的な継手を研究し、更に新しい構造も探しながらより、北陸の気候風土にあった快適な空間の創造したいと思います。
2007.04.30
フランク・ロイド・ライトのポートフォリオはライトの生涯と共に彼の建築の
変容を読み取ることができ、また、考え方だけでなくスケッチと共にその
イマジネーションが分かり非常に面白い本です。
20世紀の3大巨匠とミース、ゴルビジェと共に評されるが、明らかに建築の
方向性が違います。
ミースやゴルビジェは現在の流行であるシンプルモダンを100年前に
具現化し、その抽象化したスタイルは現在建築の模範になっています。
しかし、ライトは生活する家族の流れを作り出したり、自然美との調和を限りなく追及した建築家ではないかと思います。
小生も自然美と人間性にあふれた建築を現代に具現化出来ればと思います
フランク・ロイド・ライト・ポートフォリオ 素顔の肖像、作品の真実 出版:講談社