2008.03.18
SK邸新築工事の上棟
輪島の震災から1年経ち、職人も人手も足らずようやく上棟にこぎつけたといった感じです。
門前や輪島では軽微やお宅は手つかずの家がたくさんあるそうです。
早くも震災から立ち直った感がありますが、個人のお宅ではまだまだ時間がかかりそうです。
しかし、輪島でもSKさんもその周りの方の明るさに、いつも逆に励まされている様な気がします。
もう少し、完成までお時間をいただきますが、一緒に完成を喜べればと思います。
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2008.03.18
輪島の震災から1年経ち、職人も人手も足らずようやく上棟にこぎつけたといった感じです。
門前や輪島では軽微やお宅は手つかずの家がたくさんあるそうです。
早くも震災から立ち直った感がありますが、個人のお宅ではまだまだ時間がかかりそうです。
しかし、輪島でもSKさんもその周りの方の明るさに、いつも逆に励まされている様な気がします。
もう少し、完成までお時間をいただきますが、一緒に完成を喜べればと思います。
2008.03.17
築30年ほどの住宅でお客様もきれいに使用していたようで安心していたら、なんと柱が1本だけ白アリにやられているではないか
ほかの柱も土台も米ヒバですが、なんとこの柱だけ米栂の柱をつかっているではないか
新築当初、大工が間違ったのかそれとも故意的なのか
米栂なんて白アリの好物なのに…
同業者としてかなり残念でした。
でも、今は米栂はあまり流通していませんがその他にも白アリの好物の柱もあるし、嫌いな柱もあります。
建てた業者も悪気はなかったでしょうが、些細なミスが後から大変なことになりかねません。
あらためて気を引き締めめなおす事件でした。
ちなみに原因は樹種もありますが、基礎に風窓が少なく、床下に空気の循環が少ないこともあります。
そのため、基礎のコンクリートをぶち抜いて風の通り道を作ってあげることにしました。
2008.03.14
MK邸は築50数年の民家を残し、その隣にご夫婦で生活するこじんまりとした住宅を新築します。
そのためにまず、既設住宅の改修から着手です。
畳の部屋をいくつかフローリング貼りにしたり、
水廻りを直します。
床をめくって、床下はかなりの修繕を覚悟していま
したが、全く問題ありません。
材料は古材を使用しているので、ゆうに60年以上は使用している木材なのに白アリも腐りもありません。
最近感じるのは築20〜30年ほどの住宅のほうが腐っている場合が多いです。
原因の多くは材料の種類、使用の仕方など様々ですが一番は床下の風通しです。
全体に万遍無く新鮮空気が入る住宅は家も家族にとっても健康の一番大切な要素です。
2008.03.12
昨日、小生にとって初めてお茶会なるものに参加させていただきました。
金沢の21世紀美術館の敷地内に移築された松涛庵です。
松涛庵は茶席として作られたわけではないそうですが、加賀藩13代藩主前田斉泰公によって居室として建築されたものだそうです。
そのせいか床や違い棚も武家文化の色合いが強く、またベンガラの柱や天井や草色の砂壁によって金沢独特の空間を感じることができます。
初めての茶会でしたので、見よう見まねでお茶会に参加させていただきましたが、お茶席での和室空間の体験は今までの建築の見学とはまた違った感覚を感じることができました。
しかし、お茶席で恥ずかしくない程度の作法を身につけなければと痛感しています。
2008.03.06
OKさんとは伝統工法の建て方で意気投合し、お仕事をさせて
いただくことになりました。
敷地は線路沿いでしかもほぼ三角に近い土地を割安で購入
されました。
小生、設計者としては四角い土地も良いですが、こういう
土地に設計するのが非常に楽しみです。
それは、一見あまり良い土地には見えませんが逆にいえば強い個性が土地にあります。
その個性を活かし、弱点を補いながらプランニングします。
そうすると、不動産価値では低いものが非常に良い土地に生まれ変わります。
投機的に土地を買う場合は別ですが、一生住まれるのであれば非常に良い方法だと思います。