2008.05.23

暮れに完成したIY邸訪問


昨年暮れに完成したIY邸に訪問しました。

写真の額の取付とユーティリティの床一面に灯油をこぼしてしまい、ビニルタイルの床に少し浮きがでたという相談でした。

生活もだいぶ落ち着いてきたようで、家具のレイアウトや使い方が生活になじんできた感じです。

大変、きれいに使っていただきうれしい限りです。

外の庭も完成ではないそうですが、少しずつ雰囲気が出て行きました。

外観と緑が街並みに調和し、少し見入ってしまいました。 これってナルシスとなのかな?

2008.05.21

3世代住宅TY邸も完成まじか

TY邸もあと少しで完成です。

3世代住宅で難しいのは、上下の世代差が大きく短時間の中で家族構成の変化が早く、さまざまな可能性を考慮した設計はもちろん、今回は新婚の若夫婦の増築がメインであったこともあり、いかに予算をかけずに仕上げるかが一番重要です。

そのため、使用できるものは出来るだけ利用し、既設の建物とのデザインの融合をはかりつつ、出来た喜びを感じられる住まいを目指しました。

また、限られた空間をいかに構造耐力を犠牲にせず、通風と採光を大切にしながら広く感じる空間になったのではないかと思います。

工事前写真:https://k-souken.jp/old/modules/weblog/details.php?blog_id=179

2008.05.20

金沢市MK邸の上棟です

 MK様のお宅の上棟中です。
 
 心配された天気もお陰様で10時ころには回復し、お昼過ぎ
 には少し暑いぐらいです。

 また、順調すぎるぐらい順調で、予定よりかなり早い進捗
 具合です。

 明日から瓦屋サンが入れるように、屋根始末(瓦の下地)
 までできればな。

夜は上棟にお手伝いいただいた大工と打ち上げです。職人とお酒を飲むのは楽しみの1つです。

2008.05.15

木造住宅の土台の材質

木造住宅の土台は現在では米ヒバ120×120が最良の材料でしょう。

米ヒバとはアラスカイエローシダーと呼ばれている木で、北米大陸北部西海岸が産地です。

その木肌が青森ヒバに似ていることから「米ヒバ」と呼んでいます。

材質は極めて耐水性が強く、非常に腐りにくく枕木やカヌー、トーテンポールなどに使われていました。

また白アリに対しても極めて強い抵抗力があります。

また、特性も似ている青森ヒバに比べると一般的に堅く、
リフォームに行くとよく見られる土台が柱にめり込み、
床が波打つ問題にも効果的だと思います。

その他、カラマツの防腐された土台があり、価格は安価ですが薬品づけにされているので使用しません。

それらの理由で土台、大引き、1階の床垂木、土台火打ちなど床下を構成している木材はすべて米ヒバで施工しています。

その他土台に適した木材には能登ヒバがあり、少し暴れたり狂いが大きいことが欠点ですが、輸送など環境面の負荷や地域活性化等を考えると能登ヒバ(アテ)も魅力的な材料です。

2008.05.14

金沢港視察

 
昨日は国土交通省の方と劇的に変化している金沢港の現状を視察してきました。

大きなきっかけは以前は10mの水深しかなく、大型船が寄港できませんでしたが、今年秋には12m、更には数年後には13mの水深になり、4万t級の船舶が航行可能になりました。

それにより、大型機械などが直接海外に輸入することが可能になります。

大きなメリットとして、陸上長距離運送の必要がなくなり、CO2削減など環境面での効果や地元企業の競争力アップが期待できます。


海底から土砂を吸い上げて、巨大な鉄管で金石・大野地区の海岸に土砂を送っている浚渫船です。

埋立工事も第2期工事に入り、数年後には90ha 東京ドーム13個分の広大な土地が出現します。しかし、その土地利用は全く白紙状態だそうです。

これらに港湾周辺のハード面の変化や今年全線開通する東海北陸自動車道、更には平成14年開通の北陸新幹線と否が応でも周辺環境や状況が劇的に変化してきます。

その中で我々市民として、街をよくしていくためにはどうすればよいか、真剣に考えなければと再認識しました。