2007.04.23
スジカイやサッシ、間柱や床の下地工事です
スジカイと柱がきっちりとまるようにスジカイプレートという金物を設置したり、サッシも少しずつ現場に納入しています。
写真の床はやはり30mmの杉板を下地に張ることにより断熱をより一層高めています。
木を断熱材の補助として使用する理由は、まず壁や床下の内部の見えないところでの結露を防止し、建物の耐久性と断熱効果が半永久的に得られるように考えています。
その為に床や天井は基本的には木+αで断熱しています。
また、木の中でも杉や米杉は木の組織が荒く一番断熱効果が高いです。
ただそれだけではガラスなどやウレタン系の科学断熱材より性能は低いので空気層を作る事により、断熱性能をまかなっています。
多層の空気でしかも18mm〜20mmは理想的な断熱材です。
2007.04.16
スジカイと間柱を入れています。
計算上の耐力は基準の1.5倍から2.0倍です。
金曜日には横浜の木構造専門である雨宮氏に現場でラーメン構造を中心に
確認していただきました。
2007.04.11
瓦工事が今日で完成です。
すっきり見せるために、少し高いですが前面道路部分だけ、一文字瓦を使用しています。
瓦は40年から50年ほどの耐久性があります。耐久性から考えると普通の材料の2倍の耐久性です。
さらに、焼き物である為断熱効果があり、和型は通風性や雨漏りが非常にしにくいことなど、今でもどんな天才が現れても和型以上の瓦を作ることは出来ない完璧な商品である。と言われる所以です。
写真下は大屋根の一番天辺である棟を積む為に泥と黒漆喰を施工しています。
この泥の下に棟用換気が入っています。
2007.04.07
丸々4日目でようやく、屋根がすべて出来ました。
屋根は4層構造で杉の30mmの板に今回は断熱性のを有する耐火ボード
(準防火地区の関係で)屋根垂木と空気層、更に杉の12mmの野地板です。
杉の30mmの板は柿渋を塗り、仕上ます。
骨組みを組む為に2日間(大工13人)4層構造の屋根だけで丸々2日間
(大工5人)かかりました。
防火構造の関係で多少手間取りましたが、工事自体は順調です。
来週からはスジカイの設置とバルコニー防水の準備と。瓦の防水シートを
張りその上に日本瓦です。
足場もほぼ組みあがり、その周りにシート養生完了です。
全体の姿は見えなくなり残念ですが、外部がすべて仕上がったときに足場を
取外すことが楽しみです。
2007.04.05
ついに待ちに待った上棟です。
上棟と言っても3日かかりの中日を御めでたい日とさせていただきました。
なんとか屋根に少しかかることが出来ました。天気にも恵まれ、無事怪我もなく進んでいます。
近隣の皆様にはご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。
なんせ、静かな住宅街ですので音が響きます。
もう少しですので何卒ご協力お願い致します。
写真は化粧母屋です。天井も軒裏も見えてきますので養生シートで覆ってあります。
最後に柿渋で仕上るとこの規則性と地松の丸太の変則性がマッチして非常によい感じになります。
明日も引き続いて屋根始末です。安全に工事が終わることを祈っています。
FT様 本当にありがとうございました。御陰様で大変良い上棟をさせていただくことが出来ました。
ご親戚の皆様にも宜しくお伝え下さい。 プロの方がたくさんいらっしゃるようで…
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