2007.03.22
構造的に要の梁である地松の丸太です。
地松は割れやカビが生えやすいという欠点がありますが、米松より耐久性が非常につよく強度は1割増しです。
大黒柱と地松の丸太を家の中心に配置、構造を支えるだけで家の芯ができます。
観田創建では構造の中心として、またデザインの中心としてよく表現しています。
デザインの中心を流行の仕上材などで表現すると、2〜3年で必ず飽きます。
しかし、家の中心である構造材をデザインの中心にすえても飽きが来ないどころか、だんだん味わいが増し渋くなっていきます。
これこそが本物だと思います。
2007.03.20
基礎内部の埋め戻しも終わりました。
観田創建では7号砕石といって砕石を埋め戻した後、最後に豆砂利を
敷き詰めています。湿気対策と床下の生態系の維持が目的です。
後は玄関などの土間コンクリートを打設すれば基礎完成です。
生態系の確保の為には綺麗な砂が一番だと思いますが、それですと湿気の
問題があり、砕石をお奨めしています。
手間はかかりますが、住まいと生活する人の健康を考えるとベターです。
床下の換気窓です。ステンレス性の開閉窓です。昆虫やゴミが入るのを防止
するために、ステンレスのメッシュが付いています。
2007.03.19
建物の基礎は無事完成です。
施工途中の指摘だけで、問題点なしです。
ただ、家の中に段差がある関係と全面の庭が高くなるので、
床下に排水が流れないように考慮する必要があります。
今回は外周部に砕石を入れて、基礎下の水の流れをつくって
そのまま外部に流れ出る様に計画しています。
上棟まで1ヶ月ほどあるので、外構を少し進めます。
また、今日はお客様と外壁・瓦・サッシ・シャッター・石などの
色を決めました。外壁は中間職で石は大谷石です。
90坪と大きい住宅なので上品になるようにご提案させていただきました。
2007.03.15
基礎からのボルトは木造ラーメンと基礎と固定するアンカーです。
建物全体は3階建の木造伝統構法ですが、1階に2台分の車庫があるため、
その部分だけは、ラーメン構法で施工になります。
ラーメン構法とは、スジカイがなくても耐力が取れる構法です。重量鉄骨の
構法がこれにあたります。
伝統構法も本来スジカイを取らなくても出来る構法です。ただ、実際に
耐力が高いことは何百年も経っている歴史的建築物で証明済ですが、
技術が複雑すぎて耐力を計算で求めることが難しい構法です。
2007.03.14
今日は建物の外周の埋設配管です。
上棟は4月5日に決まりました。
それまでに、内部の土間コンクリートや給水、排水などの配管を
土の中に埋設して設置します
天気にも大変恵まれたので、上棟まで出来る限り進めたいです。