2007.05.02
内部の間柱やスジカイもほぼ出来上がり、サッシを取り付けながら外部の下地を施工しています。
サッシは最近登場した3枚引戸を何箇所か使用しています。3枚引戸は従来の引違戸と違い3分の2の開口が得れるので、外部とのつながりがより強くすることが出来て、重宝しています。
深い軒がかかるテラスを通じて日当りのよいお庭とつながることができる空間です。
直射日光は高温多湿の北陸では夏は非常に暑くなり、また冬場の日光が期待できないのであまり入れない方がよいと思います。直射日光があたる場所は家の傷みも激しくなります。
その為に軒を深くして、開口を大きく取り家の中を明るくて風通しのよい快適な設計を心がけています。
その為に伝統的な技術が必要になってきます。
2007.04.26
基礎の中は通風重視で出来るだけ空気がよどむ場所をなくしています。空気がよどむと、どんな厚いコンクリートを敷いても白蟻があがってきたり腐敗菌が繁殖します。
しかし、冬場は大変寒くなりますので、床との境目は断熱が重要になってきます。
我々は床に分厚くて多孔質の木材を敷き、更に空気層を作ることにより断熱しています。
分厚い木材は断熱効果もありますが、蓄熱効果もあります。
また、更に空気層を設けることにより断熱性能を高めています。
2007.04.25
電気配管と給排水の埋設配管工事です。
赤と青の管はお湯と水の配管です。
以前は塩ビ管を使用していましたが、今はほとんどサヤ管という自由自在に
曲がる管を使用しています。便利になったものです。
電気配線は使用する器具やラン配線・電話回線が増えてどんどん配線工事 のボリュームを増すばかりです。
ただ、時代の変容が激しすぎて、ラン配線をはじめ日々ベストな
方法が変化しています。時々、本当に必要だろうか?と思うぐらいです。
人口は増えていないし、器具の省エネ化は進んでいるのに飛躍的に
エネルギー消費量が増えている理由もうなづけます。
2007.04.24
サッシ取付とスジカイ金物や柱と梁が地震で抜けないように金物で補強
しています。
窓下の集成梁は車庫における車2台分の電動シャッターが付くことにより
梁が下がるのを防止するためです。
入れる必要性はありませんが、もしもの為の補強です。
2007.04.23
屋根の瓦工事が完了しました。
これだけ大きな屋根になると本当に一文字瓦は品があります。
日本瓦が本当に似合う家というのは難しいです。
設計者として、材料は日本瓦は最高だけどデザインが非常に難しいのでいつも四苦八苦です。
しかし、我々のお客様がそうなのか、社会の流れなのか和が見直されてきているように感じます。
着物やゆかたを着る人も増えているように感じます。
これが一過性のブームで無く、本物が大事にされてきているのだと信じたいですね。