2007.05.24
外部の木枠は水が入らないようにする為に非常に複雑な納まりが必要で、
まさに設計と大工の知恵と技術の集大成です。
ただ、水が漏れないばかりではなく、メンテナンスのしやすさや、木の
反りなど様々なケースを考えます。
また、軒を深くとり、出来るだけ水があたらないよう考慮も必要です。
アルミサッシにすれば楽ですが、この部分は外部のデザインにとって
非常に重要です。
完成したら写真をアップしますので、是非この部分も注目してください。
2007.05.21
天井の無垢の木の構造材が露出になるため、電気工事は一苦労です。
配線を見えないようにするために、いろんな工夫が必要です。
写真は専属電気工事職人のてらでんさんです。
なかなか、観田創建の住宅は慣れた人で無いと上手くいきません。
その為に職人が一人親方が非常に多くいます。
下請けが会社ですと、職人が違うとなかなか上手くいかないときがあります。
2007.05.19
今日はお客様とご一緒に現場を案内させていただきました。
いろいろと説明が出来て大変良かったです。また、工事が進んだら是非ご一緒していただきますようにお願いします。
所信はアプローチの天井仕上です。
ピーラの正目の無垢板を張っています。
天井はよく無垢板の正目を使います。
正目とは年輪が真直ぐな板で非常に上品な仕上がりになるので、玄関アプローチに使用します。
ちなみに板目は年輪が曲がっている板で個性が強いので床板などに使用します。
同じ木でも年輪によって表情が違ってきますので使う場所や見え方によって工夫します。
2007.05.18
軒樋の施工です。
軒樋はステンレス性の金物を細かく取り付けます。
樋を付けると見えなくなりますが、ステンレス性が一番長持ちします。
前のスッキリした一文字瓦には、樋の金物が見えない上吊型の樋が
デザイン的にもすっきり調和します
2007.05.17
玄関から門扉に向けてのアプローチです。
玄関を出ると通り庭のような回廊があり、その空間を抜けて門扉を潜ると
外になります。
和の空間は光と影のコントラストが重要です。
ただ明るい、ただ暗いのではなく生活の中に陰影を重ねていくだけで、
自然を感じることができます。
まだ、下地の段階ですが完成するイメージが具体的に出現してくるとわくわくします。