2007.02.09

保育園の耐震診断

巷では、耐震偽造問題が問題になっていますが
昨日は2つの保育園の耐震診断の現地調査です。

再構造計算のため、実際の間取りや壁の位置、ひび割れの程度を
調べシュミットハンマー(写真下)試験とコンクリートの壁をコア
抜き(写真上)したものを破壊し実際のコンクリート強度を再試験します。

耐震基準が昭和56年に強化されており、それ以前の公共性が高い建物を対象に耐震診断を実施し、強度が不足しているものは補強工事を進めています。

竣工47年と52年の保育園ですので以前の基準で建築していますので微妙です。
補強工事にならないよう、祈るばかりです。

2007.02.07

迫力のプロジェクター

 昨年の9月完成のM邸に訪問してきました。

 なんとびっくり

 リビングの壁にプロジェクターを投影してDVDを鑑賞しているそうです。

Mさんの内壁は再生紙に木のチップを埋め込んだオガファーザーの上に塗装するという、環境問題やシックハウス対策に進んだドイツでよく見られる仕上方法です。

ビニルクロスには出来ない自然素材の質感とマットな雰囲気が派手さはありませんが非常に上品な仕上りになります。

昼間で天気が良かったので写りは少し落ちるそうですが夜は最高だそうです
オガファーザー: https://www.iskcorp.com/item/product/oga.html

2007.02.06

かほくの竜巻?

先週の金曜日の夜、大学のOB会でお酒を飲んでいるときに先輩から電話
夜も更けていたので何かあったのかと思い急いで会場から離れ、電話に出ると

竜巻にやられたー

翌日にお宅に言ってみると本当に竜巻が通ったように瓦が飛ばされています。 自然の驚異は恐ろしい

不便だろうと急いで対応させていただいたら、先輩のブログで宣伝してくれました。

先輩は水中カメラ撮影で有名ですし、多趣味なのでブログも面白いです。良かったら一度、訪れてみてください

らくえんのLOHAS de DOH? RAKU?   https://kahoku.blog5.fc2.com/

2006.12.19

落ち着く空間

 東金沢保育園の分園が年内に竣工する予定です。
 最近の保育園の傾向として、
 以前のように保育園は明るく開放的に!
 ではなく、子ども達が少し薄暗くても落ち着く場所も要求されるようになって
 きました。
 5歳と3歳の親としても大変ありがたい傾向だと思います。
 遊戯室や園庭でたくさんのお日様にあたり、室内では絵本やお絵かきに
 集中出来る環境を与えてあげれればと思います。

 同様に住まいにおいても子供部屋をあえて北側にするお宅が増えてきました。
 昔から芸術家や作家の書斎は北側が大原則で、子供部屋の役割を考えると、静かに集中して宿題をしたり、本を読んだりの場所にしたいという考え方です。
窓は南側も重要ですが、北窓、東窓、西窓にも実は大切な役割と効果があります。それぞれの良いところ、悪いところを認識して大きさや場所を考えてあげると、全く違う居心地の住まいになりますよ。

2006.12.16

木造3階建伝統構法の住まい

本日、H邸地鎮祭をおこないました。幸い天候に恵まれて、最高のスタートを
切ることが出来ました。
お施主様と棟梁、現場監督と一緒に御祓いしていただきました。
やはり、地鎮祭は身を清められ、心が引き締まる思いです。
お客様と神主様には感謝です。

H邸は3階建住宅でで、木造伝統工法で建築します。
ビルドインガレージがあることにより、構造設計が大変で、許容応力度で
計算することにより実現しました。
木造伝統構法は構造計算が非常に難しく、計算も技術的には可能ですが、
コストがかかりすぎて、一般住宅では今のところ非現実的です。
今までの経験から、耐久性が百年以上の木造住宅を建築するのはそんなに
難しいことではないのですが、それを計算上に証明するのが難しい・・・・ジレンマです。