2010.10.16

歌舞伎門 製作中

歌舞伎門を製作中です

材料はすべて吉野杉の赤身です

赤身は非常に腐りにくくまさに木の王様です

歌舞伎門は家の風格が高まりますが、一歩間違えると威厳が高すぎたり近寄りがたくなるので設計に大変気を使います

2010.09.28

前建ち

 天気予報は残念ながら外れて、気持ちよい秋晴れの中で

 前建ちしています。

 前建ちとは明日の棟上げ(いわゆる上棟)に向けて

 1階の柱梁から順番に組み上げて、明日に大屋根が

 ほぼ形作れるように準備しています。

 Y様のお宅は梁と桁が高さを替えて、組みあがっており

 更に構造材の多くがそのまま表わしとなるために、大変

 手間がかかり、最低でも2日間は上棟にかかるために

 このように前日に前建ちをしています。

 明日も天気が良さそうでなによりです

2010.09.18

外壁の打合

H邸の外壁の打ち合わせです。

H様の住まいは外壁はツートンカラーの似合う形です。

様々なパターンを色付けしてお客様に選んでいただいています。

金沢の中心部は茶系の外観が合う街です。

土の色、空気の色などその土地それぞれに合う色があるような気がします。

私が以前勤めていたレーモンド設計の創始者のアントニン・レーモンド氏は南山大学建設時の外壁の色を選ぶにあたり、南山の土の色と同じ色を選んだそうです。

金沢のお客様は茶系の深い色を選ばれるのは、自然と環境に合った色を知っているからだと思います。

2010.09.04

KC邸和室及び水屋

KCさんの大工工事ももうすぐ完了です。

水屋は地板も廻りの幕板も水がかかるので木を接着剤で貼ったものというわけにはいきませんので、造作全て無垢材です。

無垢で幅広の杉腰板や地松の地板を探すのに苦労しました。

水屋はこれから、水の受け皿に銅でシンクを製作します。

ちなみにこの水屋は裏千家です。

さて、和室は長押を回すのみです。

最近では本格の和室がめっきりなくなりましたが、材料も全て本物ですのでやっぱり良いものです

床、書院など昔から受け継がれてきたデザインはやっぱり最高ですね