2008.11.22
MT邸新築工事の木材の製品検査をしました。
柱は真壁と言って和室のむき出しになる柱があるのでまず柱を選び、立てる方向を指定します。
柱は杉材で梁は米松材の乾燥材です。
チェックのポイントはあまりにも年輪が荒い木は強度が弱いことと、材料の大きさに対して大きな節がないことです。
意外と節の多さを気にされる方がいますが、子節であればあまり数は関係ありません。
それよりも、我々は「あて」といって後から曲がりやすい年輪がないか、シラタの部分が多すぎないかのほうが気になります。
基礎鉄筋の配筋検査です。
チャックのポイントは縦横のピッチはもちろんですが、角の補強筋や鉄筋と鉄筋の重ねる長さが一番重要になります。
配筋は問題ありませんでしたが、もうひとつ重要な部分は鉄筋と型枠のかぶり寸法です。
コンクリート表面から鉄筋まで何センチ離れているかも重要です。
実際に3センチしか取れていない部分があり、修正してもらいました。
2008.11.05
MT邸の新築に伴い古井戸が建物中央にくるので埋めました。
かなり古い井戸で石の蓋を開けるとまだ、水があふれて
います。
古井戸を埋めるのは要注意です。
金沢周辺ではまず、2体の陶器で出来たお人形さんを入れます。
そしてパイプで息抜き(ガスが貯まらないようにするそうです)
の配管を設置して後で建物外部に出してあげます。
埋める土はきれいな砂で埋めて完了です。
ずーとそうしていますが、なぜそのような習慣が残ったのか
調べると面白いかもしれませんね。
まだまだ、建築にはいろんな風習が残っているので面白いですよ。
2008.10.27
またまた、地鎮祭の話です。
昨日の日曜日は真宗津幡道場+M邸新築工事の地鎮祭です。
ご仏前です。
小生もお寺にお参りに行ったことはありましたが、現地でお参りしたのは初めてです。
いつもとは少し勝手が違い戸惑いましたが、無事お参りすることができました。
大変良い経験でした
2008.10.25
YK邸新築工事は地盤調査の結果、4.5mの柱状改良が必要です。
基本的にこの地区は田圃を埋立てた地域であり、その下の地層もあまりよくはありません。
最近は基礎下の地面表面土をセメントで攪拌する表層改良より、写真の重機で柱状に約60センチの穴をセメントと攪拌してつくる柱状改良が多くなってきました。
YK邸で50本作ります。
やはり地盤の悪い地域では家が不当沈下し家が傾くこともありますので、注意が必要です。
2008.10.15
MK邸のキッチンです。
M様はYAMAHA、TOTO、クリナップの中からYAMAHAを選ばれました。
ポイントは人造大理石のカウンターに継ぎ目なしの一体型シンクのようです。
掃除のしやすさにこだわられたようです。
◆ワンポイントアドバイス キッチンの設計
台所の環境は非常に過酷です。
熱、臭い、カビなどの細菌の発生など家族の健康や快適性をもっとも脅かす場所です。
意外と使い勝手ばかりに目がいきがちですが、換気や採光などが非常に大切です。
換気は熱、臭い、細菌の発生を抑えることに効果的です。ただ部屋の空気が満遍なく換気できるような通風が大切です。
写真のMK邸では窓を2段にして、季節や時間に合わせて少しでも通風しやすいように工夫しています。
家族の健康にもっとも重要な場所です その他採光の活かし方などは次の機会で… つづく