2009.02.16

MT邸は造作材施工中です

 MT邸は造作工事に入っています。

 造作工事とは建具の枠や鴨居、敷居などを取り付ける工事
 です。

 当然、隙や傷など許されませんし、大工さんも軍手をして
 後からシミなどが出ないように気を使っています。

 写真は和室の鴨居です。長さが3.6m(2間)ありますので
 真ん中で1mm〜2mmむくらせています。

 後から下がりにくくするためと、真ん中をむくらせると目の錯覚
 でまっすぐ見えます。

 つまり、ぴったりまっすぐにすると逆に下がって見えるから不思議です。

2009.01.19

トップライトの雨洩れ

 また、トップライトから雨洩れです。 

今日の朝、以前増築したお客様から「雨洩れが」 

風邪で寝込んでいる瓦屋さんをたたき起し、屋根の上に登ってみると、

増築する以前からあったトップライトです。

またかァ 

我々は施工したことはありませんが、トップライトの雨洩れを直してほしいという依頼が多すぎます。

少なくても、雪国には無理かも

とにかく自分で施工した場所でなく一瞬「ほっ」としましたが、すぐにさてどうしたものか…

とりあえず、天気もあまり良くないので応急処置を施しました。

しかも、ガラスも熱でひび割れだらけ 

やっぱり、いいことないんじゃない? 

2008.12.16

MT邸の屋根

軒の出はもちろん出ているにこしたことはありません。

風雨や紫外線から外壁を守ってくれることはもちろん

夏を涼しくしてくれます。

しかし、北陸では湿気を含んだ重い雪が積もるので、長い軒は非常にむずがしいです。

しかし、このお宅では軒が壁からなんと1mも出ています。

そのため、屋根垂木も大きな寸法のものを使用していますが、

何といっても、梁を2段にしてその間に屋根垂木を挟み更に、小梁に引っ掛けることによって持たせました。

結局はその構造は全く見えなくなりますが、安全快適なデザインと一言にいっても非常に難しいものです。 

2008.11.27

FT邸1年検査

FT様のお宅の1年検査です。

内装屋さんや建具屋さんたち職人と行ってきまいた。

FT邸は梁がむき出しで木材を中心に自然素材がほとんどなので、1年たつとどうしても、角に1〜3mm程度の隙間ができたり、建具の建てつけが悪くなります。

FT邸は思ってた以上にすきが少なく職人さんもびっくりしていました。

材料と構造にこだわれば補修個所の多さが全然違ってきます。

一番多かったのは、リビングダイニングで冷暖房を多用し、しかも吹き抜けという非常に大きな壁面となる部分です。

でも、1年検査で一通り修繕すればほぼ大丈夫です。

天井は杉の30mm板に柿渋を塗ってありますが、1年たって非常に良い色に焼けてくれてGOODでした 

また、今回問題になったのが日中はほとんど留守のため家じゅうの換気扇を24時間点け放しにしても、壁にカビが出たことです。

高気密にしなくても、どうしても気密がよくなりすぎてしまいます。

やはり、防犯上支障のない窓は開けていただいたり、部屋の空気を動かす工夫は必要かもしれませんね。

新鮮な空気は健康の素ですしね 

2008.11.26

YK邸新築工事の上棟です

 今日は金沢のこの季節では非常に珍しく快晴でした。
 
 昨日までの大荒れがうそのような日和になりました。

 日ごろの行いかな  (多分お客様か職人かも…)

 さすがに夕方は4時半を過ぎると暗くなり、

 作業も終了しましたが、お陰様で順調に工事が進みました。

 YK様はお孫さんもいるご夫婦で、木をたくさん使い、昔ながら

 の家に住みたいとのことです。

 そのご要望に応えるために、大黒柱を中心に地松のあえて

 曲がった梁で主要な構造を組み、それをデザインとして

 表わしにしています。 

地松で組んだ構造は普通の3倍ほど時間がかかりますが、不思議と組みあがった姿をみると心が躍ります 

ちなみに木材の表わしになる部分は養生紙をはって保護しています。