2009.02.04
ワンちゃん用の出入口です。
昨年完成したお宅に現在設計プランニング中のお客様を参考に見ていただいたときにご感想をお伺いしました。
寝室から、ワンちゃんトイレに行くためのくぐり戸で、向こうが見えないとくぐらないらしく、透のパネルをスイングさせています。
この扉のおかげで、寝室やリビングにトイレを置く必要がなくなり、臭いなどの問題もよくなったそうです。
最近は住まいにペットを飼われるお客様が増えてきて、様々なご要望が出てきており、いろんな工夫が必要です。
衛生面、安全面、ペットの健康面など様々です。
2009.01.20
先日からの雪も解け、久しぶりの青空です。
追加の外構工事も終わり年越しになりましたが、工事が無事
終わりました。
大きな住宅ではありませんが、シンプルな外観の中に
こだわり満載の住まいです。
敷地は金沢の街中によくある「ウナギの寝床」と呼ば
れる間口が狭い細長い土地です。
このような変則敷地をいかして建築するのが大好きです。
デメリットをいかすと逆に素晴らしいデザインになります。
形のよく南向きの土地にこだわるのもわかりますが、それ
以上に設計にこだわる方が大切のような気がします。
早く植栽が完成しないか楽しみです。
2009.01.09
Y邸さんの家は断熱材の取り付けまできました。
今回の現場は壁は羊毛の断熱材であるウールブレスですが、
床はいつもの杉の厚板の上に空気層を作るやり方ではなく、
スタイロフォームの50mmです。
Yさんは老後をゆっくりと過ごされるための住まいなため、
暖房はヒートポンプ式床暖房を選択されました。
この仕様はかなり暖かく、老後も快適に生活できます。
ただ、お子様が小さい場合には我々も積極的には床暖房をお勧めしていません。
それは、床暖房にしなくても無垢の板でも温かみがある板はたくさんありますし、また床暖房が子供の成長にとって本当に良いのかわかりません。
わかりませんが、あまり良くないという方も結構いらっしゃいます。
非常に難しい問題ですね
2008.12.20
YK邸の大屋根は構造がすべて露出します。
そのため、ただ構造が頑丈であればよいというものではなく美しくなければいけません。
人の体で例えると、足が筋肉もりもりでも上半身がなよっとしていてはバランスがとれません。
木構造も同じで、必要な強度がバランスよく配置されていると美しくなります
写真は地松の丸太に杉の化粧板、最後に柿渋で仕上げます。
2008.12.14
昨日、来年の春に出版される自然素材にこだわった住まいを
紹介する「スローハウス」という雑誌に出させていた
だくことになり、3年ほど前に竣工したHS邸に写真を
撮らせていただきました。
HSさんは当時、お子さんが生まれたばかりであり、
また長く愛着をもって生活できる住まいということで、
自然素材にこだわられました。
床は無垢材にリボスカラーワックス、壁は塗り壁、天井
は和紙で木と土と紙でできた住まいです。
HS邸は訪問するたびに本当にうれしくなります。
小生は住まいは竣工した時ではなく、生活して初めて
美しいデザインが完成すると信じています。
HS邸は我々が創ったものに命を与えてくれたように感じます。
写真ではわかりにくいのですが、自然素材はシンプルでも
それぞれの個性が非常に強く、家具や装飾品をコーディ
ネイトすることが難しいです。
にも関わらず、その空間や素材を見事に活かしています。
建築の中でも「住まい」はお客様が創り、我々をそれをいかにうまく引き出すかが大切だと思いを強くしました。