2010.06.13

梅雨入り前に屋根の防水が間に合いました

 約2週間続いた晴天も今晩から、ようやく雨になるそうです。

 今日、四国が梅雨入りしたようで北陸も2〜3日後には梅雨

 入り宣言が出そうです
 
 玄関の屋根も昨日で防水であるアスファルトルーフィングが

 敷き終り、雨の準備は万端です

 平年よりかなり遅れての梅雨入りでラッキーでした。

 屋根のバランスもばっちりで、今日もゆっくり眺めていま

 した。

 玄関の屋根はガルバニュウムでみのこになっています。

 箕甲とは屋根の端が下がる屋根で葺き方に技術を要します。

仕上がりは屋根に優しさがでます。

2010.06.11

吉野杉のへぎ板 玄関天井

 昨日に引き続いて、吉野杉の赤身であるへぎ板を玄関と
 ポーチの天井に打っています。

 120mm幅の柾目の板を重ねて張っています。

 薄い板なので、板で押えながら止めています。

 仕上りは2枚目の写真のようになり、ポーチと玄関の
 中が連続させました。

 吉野杉の赤身だけの天井は美しい 

 しばらく見とれてしまいました。

 自然が造り出した造形に少しだけ人の手が加わっています。

 これ以上、人の手を加えては台無しになります。

 美しいものを設計士として創り出すためには、自然を

 美しいと感じる心と敬う心があればよいのかもしれません。

 岡田棟梁も最高の仕事をしてくれました。感謝です 

2010.06.10

数寄屋の住まい 玄関の屋根

 上棟から早10日がたち、屋根がまだできていない姿を

 見て、通る方々から「どうしたの?」「上棟で間違えたの?」
 などなど色々とご心配していただきありがとうございます。

 実はお茶室のように屋根自体が全て造作になり、1つ1つ
 細かい材料を組み上げてくため、漸く加工も完成して取付
 に入りました。

 幸いここ数日間天気にも恵まれて、じっくりと取り組むこ
 とが出来ました。

 まず、玄関の大梁である北山の丸太と柱を設置して、それに
 化粧垂木を取付ます。

 まず柱と天然の丸太をぴったりと隙間なく組み上げること

 と元と末で太さが違う丸太と化粧垂木を組むのに時間がか
 かります。

 そして、面戸、広小舞、小舞などなど組んでいきます。

 広小舞も角が後から開かないようにボルトで締めています。

 材料は最高級である吉野杉の赤身のみです。


 これだけの材料でお仕事をさせていただけるのは、本当に
 幸せなことです。

 実はこれが屋根ではなく、天井です。

 ここから本当の屋根を組んでいきます。

2010.06.08

K.R邸新築工事スタートです

 野の市で新築工事の現場が始まりました。

 基礎は地盤調査の結果、ベタ基礎が一番適しているとのことです。

 ベタ基礎と布基礎は一見、ベタ基礎のほうが良いように見た目は感じますが、実はその下の地盤によって、向き不向きがあります。

 強度は当然、ベタ基礎のほうが強くなりますがその分その下の地盤に与える影響が大きくなり、地盤の状況が悪いと沈下の原因を引き起こしたりします。

 一般的には布基礎の場合は地盤に与える影響は2mほどでベタ基礎の場合は5mほどだそうです。

 お客様の中にはベタ基礎が強度が高くてよいといわれる方がいらっしゃいますが、そのほかにも、様々な状況によって考慮しなければなりません。

建築の場合は見た目でごまかされないように注意しなけばならないところがたくさんありますね

2010.06.05

M様の脱衣場及び風呂改修工事

M様のお風呂と脱衣場の改修工事が出来ました。

80歳になったお父さんのことを考えて改修しました。

改修上のポイントは、付き添いのしやすさと安全性と暖かさです。

まず、脱衣場の手摺から浴室の入り口を出来るだけ広く段差をなくして、付き添いを試薬しました。

また、増築してお風呂も大きくして手摺を出来る限り取付ました。

手摺は今の不具合だけでなく、将来的なことも考えて配置に気をつけます。

暖房は浴室暖房はもちろんのこと、脱衣場にも暖房を設置しました。

また、ユニットバスの断熱仕様を高めただけでなく、更にその周辺には断熱材を充填し、暖かさを確保しました。

上の既設のお風呂ではお父さんが嫌がってなかなかお風呂に入らなかったようですが、新しくなって好んでお風呂に入ってもらえることを祈っています。