2007.03.27
2007.03.25
石川県では珍しい地震
記録が残っている地震では最大級の震度6強という強い揺れを輪島で観測しました。
18時現在では死者1人、重軽傷百数十人、建物の全壊39戸、半壊143戸という大変な惨事になってしまいました。
金沢でも震度4を記録し、かなりのゆれを感じました。
幸い夕方には通信が回復し、お客様や現場にも今のところ被害がなかったそうで、胸を撫ぜ降ろしています。
金沢は一部店舗や会社で商品が棚から落ちたりといった被害はあったそうですが、建造物の被害はあまり感じませんでした。
明日、改めて被害がないか現場やお客様を中心に廻ってみようと思います。
2007.03.22
我が家の紅梅
今日は休み明けということもあり多忙な一日でした。
朝から、3つの保育園の改修打合せと図面提出です。また、事務所改修の
打合せとFT邸の打合せ、更には業者2社と工事施工打合せ…
そんな中、自宅に帰ると自宅玄関の紅梅が満開です。(撮影は昨日の夕方)
住宅の中で季節を感じることが出来るということは最高な贅沢です。
「癒し」とは自然環境との関係や人間関係(人間も自然かー)の中でしか、
生まれないのかもしれません。
それ故に先人達は住居の中に自然との調和を重視したんでしょうね。
我が家は自然素材だけで家を建てましたが、注意すべき点があります。
それは、飾るものが非常に限定されてしまうことです。飾るものも本物を飾らないと浮いてしまうか、飾り物の質感が負けてしまいます。そうでないと、私のようにつまらないものをいっぱい買ってしまって嫁に怒られることになります。
2007.03.20
環境調査報告書
土地を探していたお客様の土地が決まりました。 今日は土地の重要事項説明に立ち会ってきました。
今お住まいのご近所で、かなり前より探していたのですが人気の場所でもあり、なかなか良い土地にめぐり合えませんでした。しかし、お客様の努力が実り、本当に良い条件の土地にめぐり合えたと思います。
一目で感じる時ってあるのですね
この仕事をさせていただくと、不思議と「縁」を感じることが多々あります。
お客様との出会い・お客様と土地の出会い・良い職人との出会い…
縁は待っていても生まれず、自分でよい縁を創っている様な気がします。
たくさんの縁に恵まれるように、真直ぐに歩いていけると良いですね
さて、これからが本当の我々の力の見せ所です。
どんな良い土地も悪い土地にも長所、短所があります。
土地の長所を活かし、短所をカバーするのが注文住宅の醍醐味です。
その為に土地が決まりましたら、環境調査報告書を作成します。
15ページに及ぶ報告書の中で、現地に通い土地を徹底的に調べます。
公的な制限はもちろんで、一番大事なのはその土地の自然を感じることです。設計に行き詰るとその場所に立ち、感じることで新たな発想が生まれます。
それが観田創建での注文住宅設計の始まりです。
2007.03.17
木造伝統構法
在来軸組工法とは戦後に、住宅を大量に低価格で提供する為に従来の
手間隙がかかる伝統的な工法を簡略化するために生まれてきた建方です。
ですから、スジカイや金物でしっかり補強しなければ地震で倒壊します。
スジカイや金物の使用が建物の強度に重要です。
木造伝統構法とは、木を高度にまた複雑に組み合わせることによって
免震力と長期耐力を向上させて連続した空間を可能にします。
それによって日本の高温多湿な気候の中でも住みやすく、そして豊かな自然の恩恵を住環境に取り入れて、家族の健康と情緒や感性や知性を育むことが出来る環境を創造できます。まさに先人が残した素晴らしい文化です。
高度すぎて機械での加工は難しく職人の手間隙がかかりますし、技術と根気をもった大工を確保することが難しくなってしまいました。
注文住宅に100年以上の長期耐久性や自然の恩恵を住環境に取り入れて豊かな生活を求めている人には、自信をもっておすすめできる構法です。