2007.05.29

羊毛断熱材

 羊毛ウールのウールブレスの100mmです。

 住宅により高い断熱性能を求めているお客様に使用しています。

 グラスウールと違ってガラスの粉塵による健康被害がないという
 メリットと吸放出性があるために100mmの厚みのものを使用
 しやすいメリットがあります。

 また、自然素材でありながらペルシャ絨毯と同じように半永久の
 耐久性があります。

 問題点は価格が高いことと(ユーロ高で4月に値上がりしてしまった…  )
 羊毛を成形するためにポリエステルを使用していることです。

ウールブレスはその中でもポリエステルの使用割合が低いと言うことで選んでいます。

自宅でも使用していますが、なかなか暖かいです。 

2007.05.25

今日から住宅のリフォームです

久しぶりの雨です。
雨もいいものですが、この静けさはなんともいえない奇妙な雰囲気です。

天気によって気分に影響されるわけですから、一番家族が接する機会がある住宅の環境が家族生活にとって非常に影響が大きいと言うのはよく解ります。

さて、今日から住宅のリフォーム工事が着工しました。

少し古いお宅で茶の間が8帖と6帖の2間続きですが、畳をおこすと最悪のベニアです。

既に貫けそうでボスボス

全部張り替えです。今度はベニアではなく、杉の同じ厚みの板を張れば当分大丈夫でしょう。

2007.05.24

M保育園デッキ工事

 M保育園のデッキのメンテナンス及び修繕です。

 今から12年前の本当に駆け出しの頃、デッキ工事をさせていただきました。

 その当時はまだ、シックハウス症候群や使用材料による環境汚染などは
 訴えても誰にも相手にされず、安全、安心な材料お客様にご理解いただ
 けるようにがむしゃらに働いていました。

そんな中、ひょんなことからM保育園の理事長と知合い、ドイツのオスモカラーで話が盛り上がり、 このデッキの施工をさせていただきました。

その後、理事長にたくさんのお仕事を紹介していただき、小生にすれば恩人のような方です。

デッキ自体は腐ったわけでもなく、ただ木べりなどにより子ども達が裸足で遊ぶには少し危険と言うことで、10枚ほどの取替と危険な箇所はサンダーで削り、もう一度オスモカラーを塗らさせていただきます。

自分が創った者がしっかりと役割を果たし、それをメンテナンスさせていただくことには誇りと更なる遣り甲斐を感じます。

2007.05.21

一年検査

先日、昨年竣工したH邸新築工事の1年検査でした。

主に修繕させていただいた部分は木と塗壁との境です。

どうしてもその部分が空いてきます。今までの経験から言うと1年検査でコーキングや修繕させていただくとほぼ、木の動きも落ち着き今後は大丈夫です。もし問題があればすぐに無償で修繕します。

その他は、建具の調整を4枚と外壁に筋の汚れが付いていました。

その他、ボイラーの使い方の質問もございましたが、外壁の汚れ以外は予想とおりでした。

2階の天井の柿渋はちょうど良い具合に焼けてきており、完成時より重みと風格が出てきて、ちょっと自己満足してしまいました。

それ以上にお客様に3人目のお子様が出来たとのことで、お幸せそうなご家族の姿を見て、我々の一番の目的が果たせておりほっとしています。

2007.05.18

メンテナンス計画

日経トレンディ2007年6月号 30pに新築住宅購入時の主なメンテナンスコストの目安と時期が掲載されています。


最近の住宅取得の傾向として、手に入るときの満足感で住宅を選んでいるような気がします。

是非、今後のメンテナンスも考慮したうえで使用材料をチョイスすべきだと思います。

例えば、30年スパンで考えると外壁をサイディングからモルタルに弾性リシン吹きつけを選択すると、メンテナンス費用が100万円ほど安くなります。
また、屋根はセメント系から和瓦にすれば、更に100万円ほど安くなります。 

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