2008.06.17

プレカットの在来軸組み工法

観田創建ではのちのち、間取りの変更がし易く、また長期の耐力が高い伝統構法で木組みすることが多いのですが、このお客様の要望で20年〜30年、地震や雨風から安心出来ればそれでよいとのことでプレカットによる在来軸組工法を採用しました。

プレカットによる軸組み工法は非常にローコストなことが魅力です。

ただ、構造材の継ぎ手が制約されるため金物で補強するしかなく、設計では筋かいの入った壁の量を増やす様に心がけます。

そのため、間取りの自由度が制約されることが難しい点です。

しかし、総合的に判断するとM様の場合はプレカットが正解だと思います。

2008.06.11

床断熱

1階床の断熱工事です。

断熱材はスタイロフォームの50mmです。

通常は40mmの厚板に空気層等で断熱していますが、今回は1階床がほとんど床暖房なため、そのような断熱工法を採用しています。

このように1階の根太の間に断熱材をはさみこむ工法は断熱材が下へ下がることで断熱効果も下がるのことに注意が必要です。

そのために、Zピンという金物が必要です。

断熱材が下がるとそこに隙間から冷気が入り込み、あっためられた床の裏面が結露します。

それにより合板の急激な劣化という問題が発生します。

実は簡単そうで、注意を要する部分です。