2009.05.19

YK邸の夜景

 YK邸もあと塀とカーテンを残し無事完成しました。

 久しぶりにオーソドックスな和の住まいを設計施工させて

 いただき、本当に楽しく、お客様には感謝です。

 洋もモダンもよいですが、やっぱり和もいいですね。

 一番設計が難しいですが、それと同時にやりがいも感じますし

 改めて、伝統建築のすごさに気付かされます。

 ただ、完全に昔ながらの住まいではどうかと思い、少しだけ

 定番の作りを崩し、デザインに新しさを加えました。

 写真も観田創建の新人現場監督が詳しくてびっくりです。 

 いろいろ新しい技を教えてもらい撮影しました。少し腕が上がったかもしれません。 

全景写真:https://k-souken.jp/old/modules/news/article.php?storyid=67

2009.04.21

UK邸上棟完了

屋根始末まで無事完成しました。

上棟が無事終わるまで、心配で心配で…

事故がないか、怪我しないか、ご近所に迷惑をかけないか、材料の手配に落ちはないか・・・・などなど

とりあえず、ほっと一安心です。

屋根始末が終わり、屋根に防水シート(ルーフィング)を張ったとたんあれだけよかった天気から一転して土砂降りです。

なんとも絶妙なタイミングです。

多分、日頃の行いがよいのだろうと自己満足です。

実はお客様の行いが良いからだと思うけど、今日だけは自己満足させてください 

今回の組みあがった姿を見ると、木ってやっぱり美しいですね。

なんで、何度見ても心を動かされるのかな 

私は結構飽き性なのに、こればかりは飽きません。

多分、木が不思議な力を持っているような気がしてなりません。

2009.03.18

コンクリートの打放し

 UT邸さんの現場も1階のコンクリートの打放し部分の
 施工まで現場は進みました。

 コンクリートの打ち放しは型枠の使い回しができないため、
 すべて新品です。

 また、1800の型枠を割り付けの関係ですべて5センチ
 ほど切ったり、実は大変なコストと労力がかかります。

 それでも、光が当たったところとそうでない部分との表情の
 違いや自然っぽい風合いなど、木とは全く違う魅力があります。

 最近、よく感じることはシンプルな美しさは非常に手間が
 かかります。

 でも、だからこそ仕上がった時にその素晴らしさがにじみ出
 るのかもしれませんね。

 写真下はセパレーターと言ってコンクリートの型枠を固定する
 ねじのようなものです。

 出来あがった表面には丸い穴が出てきます。

2009.03.14

お客様と構造材の木造り見学

 お客様と構造材の大工加工を見学してきました。

 材種の説明や良い材料の見方、どのように加工するかなど
 
 いろいろお話する機会ができ大変良い機会でした。

 木材が好きなお客さまで、使う材料や木の話を真剣に聞いて

 いただき、私自身もうれしくなりついついうれしく、熱く

 なり、ちょっとしゃべりすぎてしまいました 
 

2009.03.12

国産材料と外材

YK邸の建具の枠は無垢材です。

観田創建では雲杉 くもすぎ 中国名(ウンサン)を使用します。

中国産の木材ですが、木目が柾目できれいで狂いが少ないことが理由です。

下の写真はお風呂の入口の枠は水が当たっても腐りに強いイエローシダー(米ヒバ)カナダ産の造作材です。

もちろん国産材にこだわり、杉やひば、ヒノキ、国産のタモは良いのですが価格が非常に高いこと、よい材料がそろわないなど難しいのが現状です。

今日の新聞で政策研究団体「日本プロジェクト産業協議会」林道整備、木材流通の効率化に投資すれば雇用の創出と木材自給率を20%を50%ほどに上げることが可能であるという提言がされたそうです。

国産材を使いたくても使えない現状で、素晴らしい提言だと思います。

特に地域柄、金沢では外材の割合は9割を超すと思います。

?観田創建でも7割は外材です。

現状では外材を含めてお客様にとって良い材料を提供するように心がけていますが、環境的な観点からも少しでも杉、ヒノキ、地松など国産材を使用できるように工夫していきたいと思います。