2010.05.10

無垢床のセルフビルド

犀川の川沿いに建つ住まいも、お陰さまで完成しました 

お客様にも、検査していただき2.3指摘事項がありましたが、喜んでいただいたのではないかとほっとしています。

写真は無垢の床をお客様にご夫婦にご自分で塗っていただきました。

その分、お安くできることとメンテナンスの仕方を体験していただくことはもちろんですが、やっぱり自分で造ったものは愛着が深まってくれると思います。

その為に、若いお客様にはご提案させていただいています。

栗の無垢フローリングがリボスカラーワックスのカルテッドを塗ることによって大変良い感じに仕上がりました 

上の写真は、スポンジ付きの刷毛でまず塗って、下の写真でぼろ雑巾で乾く前に余分な塗料をふき取って仕上げるので、リボスカラーは初めての方でも簡単にきれいに仕上げることが出来ます。

私も昔はよく、塗りましたがお客さまもかなりお疲れかもしれません 

2010.05.01

2階の屋根裏大改装の住まい

増改築しているお宅は大変立派な住まいなのですが、難点は風通しがあまり良くないことでした。

とにかく、その中でも和室とどんつきの廊下とキッチンが気になります。

空気は水と同じで、たまりがあるとその空気が腐ったりして、住んでいる人に悪影響を与えてしまいます。

廊下はその先に階段と大きな窓を取付して解決しました 

今、和室はスジカイのない壁だったので、壁をぶち破り、地窓を付けています。

しかし一番難しくしかも、大変重要なキッチンは窓が取りようがありません。

その為に吸気口をとるしかありませんが、どの様にしたらうまく機械換気できるか、再検討です。

住んでいる人にとっても、家自体にとっても風通しは最も重要なことです。

2010.03.24

LED電球ってどうですか?

ついに東芝も白熱電球の生産を中止しましたし、パナソニック電工は今春に1100種類の照明機器を発売予定です。

住まいづくりをお手伝いしている我々もお客様にどの様にご提案していくか研究していかねばなりません。

その為に我が家の白熱電球を少しずつ、LEDに交換してみています。

今回は我が家のトイレの電球を替えてみました。

トイレは小さい空間のためもともと照明機器は少し小型のものを選んだ関係で、電球は白色電球の40Wタイプで小さい口径の17mmです。


それをSHAPの4.5WタイプLEDに交換です。

価格は量販店で4000円ほどと価格では20倍ですが、耐久性は12.5倍で消費電力は約1/10です。

費用対効果からは納得できないわけではありませんが、もう少しお得感があるとよいかもしれません 

ただ、私にとっては大きな問題点が2つあります 


第1に明るさが元の電球の410ルーメンに対して250ルーメンしかありませんので実際には30W程度しかないように感じます。

しかも、小型の17口径タイプにはもう一つ明るいタイプがないために取り換えるとかなり部屋が暗くなったように感じます。

老眼が進んでいる私には少し厳しいかもしれません。

第2に色合いです。

以前使用してみた白色タイプはあまりにも人工的な色合いで、温かみや優しさといったものがなくて、全く癒された感じがしません。

その為に今期回は電球色にチャレンジしてみましたが、白色よりましな程度です。

住まいに癒しを求めている方のリビングやダイニングにはお勧め出来ないかもしれません。

2010.03.02

木にこだわった住まい

この玄関はブログでも工事中にご紹介させていただきましたが、漸く完成しました 

玄関の割に色使いもデザインもシンプルです。

確かに様々な素材を駆使して、華やかにするもの素敵だと思います。

でも、そういう玄関にかぎって数年で飽きたり、そのインパクトあるデザインや素材が古臭く感じたり必ずしてきます。

玄関はその家の顔です。

自然素材など、材料だけにこだわった素朴な玄関も素敵だと思います。

ちなみに幅広で厚みのある杉の板に越前和紙といったチョーシンプルな構成です。

しかし、この空間をお客様のセンス、よい飾りものをするとそれだけで全く違う空間に化けてしまいます。

しかも、飾り物を変えるだけで全く新しい空間ができるのもよいですね 

最近は設計していると感じることは、住まいは役割は大切ですがあくまでも、家族の生活にとって脇役です。

あまり、出しゃばった家っていたり、華やか過ぎる家は売れるかもしれませんし、設計士としての評価も上がるかもしれませんがその家族にとってはあまりよいのもだとは思えなくなってきました

2010.02.15

K.C邸建て替え工事

今日は大工と庭師さんと3月からスタートする建て替え工事の打ち合わせです。

本来であれば、全く住むことができる住まいを河川の拡張で建て替えしなければならなくなったそうです。

とにかく和風の立派なお住まいで、出来るだけそのよい部分を継承して建て替えることになりました。

建物もさることながら、庭にたくさんの石が入っており、それはすべて新しい庭に使うことになりました。

とりあえず、真ん中の写真である縁側の靴脱ぎ石を玄関の靴脱ぎ石として使います。

またその周りの黒い那智石も洗い出しなどに使用します。

那智は黒いよいものが少なくなり、足らない部分をそれに見合った石を探すのが大変です 

また、和室は2間続きになり、欄間と現在の襖や雪見障子などほとんど使うことになります。

そのほかにも使えるものは出来るだけ上手に使っていきことになりました。

これからは特に出生率の低下により、確実に建て替えやリフォームが増えていきます。

また、良質の木材や石など天然のものが非常に手に入りにくくなっていますので、古き良きものをどんどん使って行きたいと思います。