2011.03.25
金沢もようやく春の気配が感じられるようになってきました。
先日お引き渡ししたY様の植栽を植えさせていただき
ました。
玄関前のシンボルツリーはヤマボウシにしました。
割と海沿いに近いため、植える木はかなり制限されてしま
います。
海沿いの地域は塩風のためか、土壌が砂が多いためか最近
はやりの雑木が根づきにくい場所です。
雑木の中でも、ヤマボウシとソヨゴ、もっこくをお客様と
選びました
ヤマボウシは心配なので、枯れ保障をつけてあります
下の写真は地盤改良工事の時に気付いたなんてんです。
自生してきたものらしいのですが、工事にも耐えてくれ
ました。
植え替えも考えましたが、自生した場所そのままにする
ことになりました
お庭をこれから少しづつかたちにしていくと、より素敵な住まい
になっていくと思います
2011.03.11
宮城沖の地震はすごかったです
事務所で打合せをしているとはっきりと横揺れを感じました
揺れ幅からかなり遠くが震源地だとわかりましたが、まさか太平洋側の地震がこんなにはっきりと揺れるとは驚きです。
刻一刻と被害報告が届いていますが、とても心配です。
改めて、万が一でもないようしっかりとした建物をお客様に提供しなければなりません
もちろん、ただ頑丈な建物を簡単ですが、暮らしやすく快適な空間を考えると日本のような多湿な地域は開口部を大きくとる必要があります。
その上でしっかりした構造を確保するためには、昔から伝わる伝統構法と新しい技術の融合がとても重要だと思います。
日本では様々な利用から、木造の専門家が非常に少なく力学としての木造はよちよち歩きといって、過言ではありません
その為にはどうしても、過去の伝統技術を学ぶことがとても重要なことになってきます。
今回の1000年に一度の地震でも安全な建物を常に提供出来るよう、日々勉強です
2011.02.21
雪もほぼなくなり、遅れていた外構もやっとかたちになりました
天気のこととは言え、お客様にご理解いただき本当に感謝です
やっぱり、家にあった塀を立てると本当にシンプルですが、とてもよい感じになりました。
派手ではありませんが、住んでいる人の人柄の良さを表わしているような感じになったと思っています (ちょっと手前みそですが…)
植栽は今の時期に移植するのはあまりお勧めではないために3月を目指して、計画中です。
シンボルツリーを始め、目隠しの木を計画中です。
植栽が入ると家も更にバージョンアップしますので楽しみです
2011.01.21
昨日まで雪が降り続き、どうなる事かと心配した上棟もこの日しかないというタイミングで出来ました
おばあちゃんのお話だと親子3人とも晴れ男と晴れ女だということです
ありがたや〜
朝方は冷え込み、昨日までの雪が残っていましたので、雪落
としから今日の上棟はスタートです。
この家は構造をものすごく見えてくる仕上げなので、ちょっと変わった構造に設計してみました
POINT-1 よく見ると柱の上に桁がかかり、更にその上に梁
が乗っています。
簡単そうに見えますが、実は非常に手間暇が掛かる
組み方です。
構造的にも強くなります。
POINT-2 写真ではわかりにくいですが、家のど真ん中を長い
梁が突き抜けています。
中桁といって、これまた構造的にかなりアップです。
また、部屋の中に化粧で見えてくるのもグッドです。
POINT-3 プレカットでは出来ない継ぎ手です。
台持ち継ぎといって、伝統構法ではスタンダードな
継ぎ手です。
POINT-4 地松の丸太です。
地松の丸太張りです。自然な曲がりを生かし、構造
強度アップとその曲がりを化粧で見せています。
POINT-5 梁と梁を両方彫り込み、がっちりと組み上げますが
更に強度を高めるため、ほぞを差し込みます
至る所でがっちりと十字に組み上げます
POINT-6 いわゆる天梁です。
屋根も大梁を使って組み上げるので、チョー強度アップ
ですし、仕上った見た目もグッドです
POINT-7 最後に丸太で家を締めます。
ちょっと、説明が長かったですね
最後まで読んでいただいてありがとうございます。ついつい熱くなって語ってしまいました
更に詳しくお聞きしたい方はこちらをご覧ください→https://k-souken.jp/old/modules/news/article.php?storyid=84