2008.12.14
昨日、来年の春に出版される自然素材にこだわった住まいを
紹介する「スローハウス」という雑誌に出させていた
だくことになり、3年ほど前に竣工したHS邸に写真を
撮らせていただきました。
HSさんは当時、お子さんが生まれたばかりであり、
また長く愛着をもって生活できる住まいということで、
自然素材にこだわられました。
床は無垢材にリボスカラーワックス、壁は塗り壁、天井
は和紙で木と土と紙でできた住まいです。
HS邸は訪問するたびに本当にうれしくなります。
小生は住まいは竣工した時ではなく、生活して初めて
美しいデザインが完成すると信じています。
HS邸は我々が創ったものに命を与えてくれたように感じます。
写真ではわかりにくいのですが、自然素材はシンプルでも
それぞれの個性が非常に強く、家具や装飾品をコーディ
ネイトすることが難しいです。
にも関わらず、その空間や素材を見事に活かしています。
建築の中でも「住まい」はお客様が創り、我々をそれをいかにうまく引き出すかが大切だと思いを強くしました。
2008.12.11
UT邸の確認申請書です。
1階がRC造(鉄筋コンクリート造)で2階、3階が木造の混構造です。
そのために申請だけでもものすごい書類の量になります。
また、耐震偽造事件により3階建て以上の建物がより一層厳しくなり、
役所もピリピリしていて、境界があいまいな法律に対しても以前は
もう少し施主の利益になる方向で協力的でしたが、より一層厳格になったような気がします。
例えば、今回では梁1本を後10センチ高くすることで強度が増し、
しかもデザインも美しく尚かつ材料の本数も減らせるということでも
認められず残念でした。
確かに耐震偽造、食品表示偽造など次々に出てくる事件に対し安全を得るためにはやむを得ないこともあると思います。
しかし、建築費の経費は当然高くなるし、役所の仕事量も倍増し、それを負担しているのは我々の税金であることを考えると複雑な気がします。
本当に何がよいのかわかりませんね
2008.12.10
MT邸の大屋根がようやく組みあがりました。
今回はなんと入母屋屋根です。
下屋(1階の屋根部分)はまだまだかかりそうです。
玄関の梁と柱が化粧丸太で、3つの丸太が組み合わされる
ので非常に時間がかかります。
また、両サイドの庇が1mも出るため、見えない部分で
ものすごい仕掛けをしなければいけません。いろいろ考えながら1歩1歩前進です。
今日はこれから忘年会です。
年に1回、すべての業者が集まります。
業者同士が互いに親睦を更に深めてもらえればと思います。
2008.12.06
今日は上棟でしたが、
明け方は北陸の真冬並みの大荒れの天気でした。
今日の上棟が心配でほとんど眠ることができませんでした。
しかし、時折みぞれが降りましたが、何とか事故もなく無事終わることができました。
上棟(建て方)で怖いのは風と雷です。
風はレッカーで吊った材料が振り回されて事故の原因になります。
いつ中止してもよいように現場に張り付いていましたが、
何事もなく、ほっとしています。
いつもは身内でお疲れさん会をするのですが、今日は
さすがに大工さんも疲れたし、小生もほとんど寝ていないので
事務所に帰って残務整理です。
写真ではちょっと変わった軸組みをしています。なぜかは出来てくるとわかりますので、また紹介したいと思います
2008.12.05
YK邸の瓦工事が完了しました。
昨日までの穏やかな天候から、1日で北陸の冬の天候になってしまいました。
明日からは雪のようです。
天気のよいうちに瓦が完了し、よかったです。
後は年内に外部をシートとサッシで囲えるよう頑張ります。
明日はMT邸の上棟ですが天気が心配ですね