2009.02.12
最近はほんとに天気に恵まれています。
今日も最高の条件の中で、地中梁のコンクリートを打設できました。
しかし、この現場は場内にも予備のスペースがなく、その上に前面道路も狭いので道路使用許可をとり、車両の通行を規制しました。
それでも、お急ぎの方などにご迷惑をおかけすることもあり、対応をもう少しうまく出来ればと反省ばかりです。
さて、2月中にコンクリートを打設する場合、大変なところは温度です。
今はその心配はありませんが、氷点下に気温が達しコンクリートが凍結したり、または大雨の日の打設は水がコンクリートに入りすぎると強度が低下してしまいます。
ちなみにコンクリートの強度は設計強度21N/mm²ですが、予備強度+3N/mm²と2月の温度補正を+6N/mm²で合わせて30N/mm²の生コンを打設しました。
もちろん、試験体をとり強度検査は欠かせません。
コンクリートの打設も高周波バイブレーターを使い満遍なく行いましたが、後はコンクリート面にジャンカやあばたが出ないことを祈るばかりです。
2009.02.05
今日から本格的に店舗改修工事に入りました。
3月にオープンするために、時間との戦いです。
150坪の内部は店舗と事務所、倉庫につくりかえ、また
外部は看板やファザード(正面の見栄え)などを改修します。
昨日までは、そのまま使用する部分は養生と言って傷や汚れ
がつかないようにシートと養生板で囲います。
それと墨出は基準の水平ラインや壁の付く位置、器具の付く
位置を記します。それを元に職人さんが工事を進めます。
今日はいよいよ、解体工事でした。細かい部分や境目は自分で
壊します。
途中、材料を調達しに現場から離れた時、ふとあまりの天気の
よさとほこりまみれの現場からの解放感で心動かされ、思わず
シャッターを押してみました。 (下の写真)
なんか、金沢の冬らしくないかも… でも最近の冬の金沢はこのような日も珍しくないような気がします。
2009.02.04
ワンちゃん用の出入口です。
昨年完成したお宅に現在設計プランニング中のお客様を参考に見ていただいたときにご感想をお伺いしました。
寝室から、ワンちゃんトイレに行くためのくぐり戸で、向こうが見えないとくぐらないらしく、透のパネルをスイングさせています。
この扉のおかげで、寝室やリビングにトイレを置く必要がなくなり、臭いなどの問題もよくなったそうです。
最近は住まいにペットを飼われるお客様が増えてきて、様々なご要望が出てきており、いろんな工夫が必要です。
衛生面、安全面、ペットの健康面など様々です。
2009.01.29
UT邸の地盤改良から本格的な掘削工事に入っています。
3階建てで、1階部分が鉄筋コンクリートの打放し仕上げで2階及び3階が木造ですので基礎工事も地中梁といって非常に大きなコンクリートの梁を築造します。
そのために地面も1m以上掘り下げて型枠や鉄筋を組んでいきます。
今回、鉄筋コンクリート(RC造)と木造の混構造になった理由は1階が特殊な事務所であり、音やプライバシーの観点からRC造、
2、3階は室内環境や居心地を優先し木造を選ばれました。
今回も非常に難しい仕事ですが、同時にものすごくやりがいを感じます。
でも、最近は難しい仕事が本当に多くなったような気がしますが、これって良いことなんでしょうね
2009.01.28
YK邸の外壁はラスモルタルに弾性リシン仕上げです。
メンテナンスの経済性と重視してサイディングを選ばなかったようです。
しかし、サイディングと違って下地は能登ヒバの15mmの板を約13センチ間隔に横に打ち付け、防水シートを張っていきます。
写真は防水シートのアスファルトフェルトを張っています。モルタルの場合は出来るだけ湿気を通しやすいフェルトが適しています。
今後の工程は金網であるメタルラスを止めてモルタルの付をよくします。
次はいよいよモルタルの下塗りです。
下塗りがある程度乾くと誘発目地を作るために木製の目地棒を設置します。
さらに中塗りです。中塗りは仕上げを左右しますので、左官屋さんの腕の見せ所です。
中塗りが乾くと目地棒を外し、シーリング材を充てんし防水と収縮のクッションを作ります。
そしていよいよ弾性リシンを吹き付けて完成です。
薄くふくときれいですが、耐久性を考慮して少し厚めに拭いてもらいます。
このように非常に期間と手間がかかり、天気にも左右されるのが欠点ですが、なかなか良いものでよ。