2007.02.25

スローハウス 木材の話Vol.5

最近、少しずつ環境問題や食や住環境の安全性、地域経済の発展など様々な観点から地域で生産しそれを地域で消費しようという考えが強くなってきました。

キャッチフレーズのスローハウス・スローライフもそういう考えも入っています。

金沢は従来、森林資源が豊富とはいえず、昔から秋田や青森などから木材を輸入してきました。

その後、木材の自由化を契機に外国材が大半を占め今や9割以上が外国産の木材です。

価格が比較的安価ですが、気候風土に合うか、輸入するときの防腐剤、木材の中に混入した日本にはいない生物による生態系の破壊などの問題はあります。

しかし、中国の消費量の拡大や環境問題による森林資源の乱獲の取り締まり強化により、外材が入りにくくなっています。

これを契機にもう一度、県内にこだわらず国産の木を見直し上手に使い、気候風土にあい安全性の高い木材を使用するよう推進していきます

写真上:MS邸新築工事 金沢市 柱・土台 青森ヒバ

写真中:MS邸新築工事 金沢市 総青森ヒバ造りの和室

写真下:青森ヒバ 水に強く腐りにくく、木目が綺麗な為、金沢で柱や土台に良く使われていた木です