2008.05.10

3世代住宅の増改築工事

3世代同居住宅に古い倉庫をリフォームしています。

合掌の梁をそのまま活かすことにより、空間を広く感じていただく工夫をしています。

ただ、屋根と天井に空間が少ないため、外部の熱が内部に伝わらないように断熱と熱い空気が逃げる工夫をしなければいけません。

今後は環境面や資材の高騰などあらゆる状況から考えると、こうした古くてよいものを活かす計画が必要になってくると思います。

2008.05.07

外壁の板張り


MK様既設住宅の修繕板張りです。

杉板の重ね部分を斜めに削り、水が切れるようになっています。

木目や色合いがやさしので板は秋田杉を選びました。

秋田杉はきれいな杉が取れるので有名です。

あとは上から押え縁で板をおさえて止めます。

この板の張り方は金沢市の町屋の外壁によく使われています。

小生の実家もそうですが耐久性は30年から40年ぐらいは大丈夫です。

更に天気の良い日は板が乾燥して隙間がたくさんあき、風を通し

雨が降ると板が膨張して水が入りにくいよう工夫してあります。

板自体の耐久性が高いことも素晴らしいですが、

風を通しやすいことで、家が長持ちするようになっています。

家が長持ちするもっとも重要な要素の1つが風通しです。

こんなに素晴らしい素材ですが、金沢市内で新築住宅には採用が困難です。

それは境界線から1階は3m、2階部分は5mの延焼の恐れがある部分には板張りは防火の関係で法的に厳しい制限があります。

そのために壁の内部に防火下地を設置するなど、コストが高くつきます。

本当に素晴らしい工法なのにお客様にお勧めしにくいのは非常に残念です。

2008.05.06

木材は最高の建築資材

 4連休はみなと保育園さんの2階の保育室5部屋に腰板を取付 ました。

 保育園さんは休みの日にしか工事ができないため、連休は
 大概工事です。

 いままで、いろんな保育園さんで腰板工事をしてきましたが、
 ペンキ仕上げやクロスでは2〜3年でボロボロになるが手垢
 で真黒です。

 それに対し、腰板は汚れや耐久性は抜群です。

 特に木の無垢材は音の反響が滑らかですし、

 近視眼率も低く目にも優しい素材です。

 更に調湿作用があり、子供さんの保育にはぴったりです。
 
 もちろん、塗装は安全なリボスカラーで汚れ防止しています。

 やっぱり、木材は安心、安全な最高の素材です。

2008.05.02

輪島の漆器屋さんの現場

今日は設計の佐藤と輪島市の現場です。

ゴールデンウィークまっただ中で二人さびしくドライブです。

しかし、昨日は12時過ぎまで仕事でしたので、行き帰りほとんど寝ていまいました。

ごめんね、佐藤君

40歳代を目前にして、いつの間にか体力が衰えているのかもしれません。

振り返ってみると、20代、30代は夜11時より早く帰った日は数えるぐらいのような気がします。

住まいづくりのことを考えるのももちろん大切ですが、自分の家族ももう少し考えねば…

2008.04.30

新築住宅の引き渡し

 今日はお引渡しでした。
 
 よく言われますが、本当に娘を嫁に出すようです。

 一番最初の打合せが18年の11月でした。

 完成まで1年半です。

 途中いろいろありましたが、遠い昔のように感じます。

小生にとって親馬鹿のようですが、よくできた住まいだと思います。

後は風通しや、自然素材の良さをもう一度しっかり理解していただき、住まわれるご家族の力になれるようになればと思っています。