2007.04.12

木の伝統的な継手Vol.1

今日も大変天気に恵まれたなかでIY邸新築工事上棟です。  IYさまおめでとうございます。
御陰様で事故もなく、無事に棟上というおめでたい日を祝すことが出来ました。

 今日は2階と中2階の本屋化粧野地板まで進みました。詳細は
  大きい材料同士を交差させて、複雑に組むことにより木のそれぞれの癖を
 消しあって構造を固める効果があります。

 非常に手間と根気の要る仕事ですし、お客様が望んだことではありません。

 しかし、長くデザインをさせていただいていると、上っ面をどんなに上手く
 ごまかして綺麗や流行っているものに見せても飽きてしまいます。

 絶対に無くてはならないものが、必要なだけ自然に存在するものが最近は
 やけに美しく感じてしまいます。

 母屋や梁も太すぎず細すぎずが難しいです。

 この登り母屋はほとんどが室内・外部とも連続した架構として見せることに
 よって住まいのデザインにリズムと肉体美による統一感を与えます。

 この登り母屋の上に杉30mm本実加工した化粧野地板を貼っていきます。