2008.03.28
S.K邸の金物検査
今日は輪島で金物検査です。
上棟後に筋かいプレート、ホールダウン金物、カスガイ、柱
プレートなどなど、適切な位置にきっちり施工されているか
検査に来ました。
一部、修正していただきましたが概ね問題ありません。
その後は詳細納まりを大工と打合せを行い、住まいの形を
眺めています。
既設のお蔵に建物を被せたので、大工は大変だったかと思いますが、無事に納めてくれました。
材料も地域の特性がでていて、土台や大引き、床垂木はすべて能登ヒバ材(アテ材)で柱は地元の杉です。
能登の杉は土壌に鉄分が多く、色が少し赤黒く、素人目にはきれいに見えませんが、強度や風土の適用はばっちりです。
最近少し残念なのは、色の白い木がきれいに見えてお客様が好むので白い木がよく使われていますが、きれいだから強度や耐久性が高いわけではありません。逆のことのほうが多いです。
お客様が見た目だけに惑わされないように、助言していくことも我々の役目だなあと気を引き締めながら能登路を帰ってきました。