2007.03.17

木造伝統構法

 在来軸組工法とは戦後に、住宅を大量に低価格で提供する為に従来の
 手間隙がかかる伝統的な工法を簡略化するために生まれてきた建方です。

 ですから、スジカイや金物でしっかり補強しなければ地震で倒壊します。
 スジカイや金物の使用が建物の強度に重要です。

 木造伝統構法とは、木を高度にまた複雑に組み合わせることによって
 免震力と長期耐力を向上させて連続した空間を可能にします。
それによって日本の高温多湿な気候の中でも住みやすく、そして豊かな自然の恩恵を住環境に取り入れて、家族の健康と情緒や感性や知性を育むことが出来る環境を創造できます。まさに先人が残した素晴らしい文化です。

高度すぎて機械での加工は難しく職人の手間隙がかかりますし、技術と根気をもった大工を確保することが難しくなってしまいました。

注文住宅に100年以上の長期耐久性や自然の恩恵を住環境に取り入れて豊かな生活を求めている人には、自信をもっておすすめできる構法です。