2007.03.31

能登半島地震調査Vol.2

 門前町で在来工法の木造家屋倒壊の代表的なものです。

 1階部分の土台が基礎から浮き上がり1階と2階の境目が折れ曲がり
 それにより梁が外れて、1階部分が潰れています。

 原因として、基礎の上に土台が地震で浮き上がり、同時に階のつなぎ目が
 折れてしまっています。
 簡単な対策としては基礎を頑丈にして倒壊を防ぎ、同時に基礎と柱や土台を
 しっかりと固めることがです。

 コストが安く家の浮き上がりを防止する構法です。
 在来工法の耐震補強で採用されます。

 更に高度な構法は柱を基礎に固定し、その周りに土台を梁のように
 かけていく高床式構法などにみられる組み方です。

 簡単なものは門前の小学校で地震の影響がなかった相撲の土俵です。
 シンプルで非常に強い構法です。 
 スジカイがなくても地震の影響無しです。大きな特徴の一つは柱が固定
されていることです。ただ、長期的には木の柱がそのまま土の中に埋まっていますので腐りやすいのが問題です。

ボランティア活動では、本部に入った依頼の現調を行って人数や必要物資とその危険性などの状況を判断し、ボランティアを派遣してきました。
被害はテレビより深刻です。  仕事が忙しく難しいですが時間が許せばまた活動したいです。