2007.04.19

和のテイスト

現在、新築計画中の模型で初出産を控えた30歳代のご夫婦のお宅です。

ご希望は洗練された和です。

私も独立して早12年ですが、その間もデザインの流れが全く違ってきています。
以前は洋風住宅が多く、特に若い方は圧倒的に人気が高かったのですが最近は和の住宅や和モダンの人気が高くなってきました。

和風・洋風というのは実は非常に変な言葉で、…風は住まいの場合は言い方を変えれば…の偽者という意味合いが強くなります。
洋風住宅とは印刷したシートや石膏で石風に形取ったものなどで色や形を似せるということです。和風も同じです。

和の人気が高くなってきた理由として、本物の材料(木・石・土・焼き物・紙・ガラス・金属)で耐久性や機能性を重視しながら住宅を計画していくと、自然と意識しなくても和の色合いや風合いが出てくるからではないかと思います。

数年前と比べると、お客様もどんどん本物志向が強くなってきており、塗装や印刷で書いたものに嫌気がさし、本物にこだわる方が確実に増えてきたのではないでしょうか