2011.01.21

H5邸上棟! 構造の秘密です

昨日まで雪が降り続き、どうなる事かと心配した上棟もこの日しかないというタイミングで出来ました 

おばあちゃんのお話だと親子3人とも晴れ男と晴れ女だということです 

ありがたや〜

朝方は冷え込み、昨日までの雪が残っていましたので、雪落
としから今日の上棟はスタートです。

この家は構造をものすごく見えてくる仕上げなので、ちょっと変わった構造に設計してみました 

POINT-1 よく見ると柱の上に桁がかかり、更にその上に梁
     が乗っています。
     簡単そうに見えますが、実は非常に手間暇が掛かる
     組み方です。
     構造的にも強くなります。

POINT-2 写真ではわかりにくいですが、家のど真ん中を長い
     梁が突き抜けています。
     中桁といって、これまた構造的にかなりアップです。
     また、部屋の中に化粧で見えてくるのもグッドです。

POINT-3 プレカットでは出来ない継ぎ手です。
     台持ち継ぎといって、伝統構法ではスタンダードな
     継ぎ手です。

POINT-4 地松の丸太です。
     地松の丸太張りです。自然な曲がりを生かし、構造
     強度アップとその曲がりを化粧で見せています。

POINT-5 梁と梁を両方彫り込み、がっちりと組み上げますが
     更に強度を高めるため、ほぞを差し込みます 
     至る所でがっちりと十字に組み上げます

POINT-6 いわゆる天梁です。
     屋根も大梁を使って組み上げるので、チョー強度アップ
     ですし、仕上った見た目もグッドです

POINT-7 最後に丸太で家を締めます。

ちょっと、説明が長かったですね 

最後まで読んでいただいてありがとうございます。ついつい熱くなって語ってしまいました 

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