2008.09.29

住宅の衣変え

 このところ金沢ではめっきり涼しくなり、夏からいっきに秋に
 なった感じです。

 10月は衣替えですが、昨日は実家の簾戸をすべて障子戸に
 しました。

 衣替えの習慣は今の住宅では全く見られなくなりました。

 でも、改めて考えるとすごいよい風習ですよね 

 今の住宅は収納場所や予算の関係で難しくなっています

 が、機会があればお客様にご提案したいです。

 さて、写真は実家の萩戸です。簾戸はヨシや竹が多いですが、
 これはハギで作った建具です。

 また、下の写真では書院、、欄間、雪見障子の場所が簾戸で
 手前には座敷簾が4枚かかっていました。
 
 ちなみに実家の和室は金沢特有の朱壁で、杉の面皮の柱には
 拭き漆で仕上げています。

 形状もかなり、金沢のお座敷文化が色濃く出ていて、床も
 かなり変形でカジュアルです。