家の正面は板張りにこだわっています。
昔からの集落の中に立つMK邸は廻りの住宅も伝統建築が多く存在します。
周囲との調和を大切にしながら、新しいデザインを取り入れました。
そのためにあえて外壁を道路中心線から3mバックし、米杉の15mmの板を下見板張りにしました。
(※この地域は建築基準法第22条で1階で3m以内は材料に制限があり木を張ることができません )
軒裏も杉の無垢材でリボスカラーを2回塗りしています。
また、玄関の前に打ち放しの塀を設置することにより、
玄関の入口を少しだけブラインドにすると同時に
コンクリートの固い雰囲気と無垢材の優しさをコントラストさせました。
また、打放しの塀はコンクリート強度の高いものにすることにより、表面を光らせて、そのコントラストを際立させました。