2007.04.02

3階建住宅耐震補強現地調査

 親戚の漆器屋さんで木造3階建て築47年のご自宅兼展示場や蔵が被害に
 合われ、補修できるか解体せざるを得ないか至急判断してほしいとのご依頼を
 お聞きしました。

 門前のボランティアに参加しているため、日を改めて早急に確認する予定
 でしたが、ボランティア本部より輪島の状況確認を依頼され、その日に
 寄らせていただくことが出来ました。

 本当に皆さん地震直後でお疲れのご様子でした。かなり土蔵や泥壁が
 落下しており多少の傾きがありましたが、補修できそうです。

 少しご安心されたご様子で、早く確認が出来て本当によかったです

木曜日のボランティアは状況確認することが主な役割で何も皆様の力になれないどころか、逆に被災地の皆様の笑顔や優しさに励まされるばかりです。

木造を専門でやらせていただいている建築士として、また木に囲まれて育ったものとして少しは出来ることがあるのではと思っています。

午後からあらためて社員とご依頼の木造3階建て被害住宅の現地詳細調査にいってきました。レーザーで確認した結果柱が最大30mm傾いています。

調査は半日では終わらず更にかかりますが、やはり耐震補強工事の方向で決まりました。
祖父が亡くなる前に建てた自慢のご自宅でそれを大切にしたいそうです。能登には大切なものがあふれています。