2006.12.13

住まいづくりのきっかけ

私が以前勤めていた、レーモンド設計事務所は今は亡きアントニン・レーモンドの日本事務所です。レーモンドはフランク・ロイド・ライトの補佐として旧帝国ホテルの設計の為、初めて来日したとき、大晦日に横須賀に降り立ちました。東京までの道中である東海道は格子の建物が並び街道を掃き清められ、水打ちしてあり、その街並みを見て日本建築の技術と美しさ、また、人々の生活文化の高さに心を動かされ、日本に残り設計活動を行い、多大な功績を残しました。
また、世界的な建築家であるライト、コルビジェ、ブルーノ・タウト、カルロ・スカルバなどたくさんの建築家が伝統的な日本建築に影響を受けたと語っており、その後の作風に表れています。
今一度、我々は伝統的な日本建築を誇りに思い、見直し、良い部分を残し継承しながら新しいものをお客様に提供できればと思い、住まいつくりをはじめました。
アントニン・レーモンド   https://www.raymondsekkei.co.jp/founder/history.html