観田創建の無垢材、自然素材

素足で暮らす、経年美の家

「家」は、家族が一番長い時間を過ごす場所です。 そして、その中でも床や壁、天井などの「素材」は、私たちが唯一、直接肌で触れ続ける場所でもあります。赤ちゃんがハイハイをし、子供たちが素足で走り回り、私たちが一日の終わりにリラックスする場所。 だからこそ、観田創建は目に見えない構造だけでなく、肌に触れる「素材」にも徹底的にこだわります。

私たちが選ぶのは、ビニールや合板ではなく、生きた無垢のフローリング。 それは単なる贅沢ではなく、家族の健康、経済性、そして心の豊かさを守るための、一番理にかなった選択だからです。

 

自然素材を選ぶ理由

なぜ、私たちがこれほどまでに無垢材をおすすめするのか。 そこには、デザイン性だけではない、ご家族の暮らしを支える3つの大きな理由があります。

 

①心と体を整える「健康と快適」

 無垢の床に触れた瞬間、「あ、気持ちいい」と感じたことはありませんか? それは決して気のせいではありません。

無垢材は、自然の調湿作用を持っています。湿気の多い夏は余分な湿気を吸い取り、乾燥する冬は水分を放出してくれます。だから、夏場に素足で歩いても合板フローリングのようにペタペタせず、サラリと快適。冬は木が持つ空気の層が断熱材となり、ヒヤッとする冷たさを和らげてくれます 。

さらに、木が持つ香り成分「フィトンチッド」には、自律神経を整えるリラックス効果があります。 林野庁の資料によると、無垢材に囲まれた空間で過ごすと、ストレスを感じた時に分泌される「コルチゾール」というホルモンの値が低下するという研究結果も出ています。 日々の家事や育児で忙しいママやパパにとって、家そのものが森林浴のような癒しの空間になるのです。

 

②実はとってもお得!「メンテナンス費用」の真実

「無垢材はお手入れが大変そう」「値段が高そう」 そんなイメージをお持ちではないでしょうか? 実は、長い目で見るとまったく逆なのです。

確かに、建築時の初期費用で比べると、一般的な合板フローリングより無垢材の方が、家一軒で約20万円ほど高くなることがあります 。

 しかし、合板フローリングは「接着剤で貼ったもの」です。

20年、30年と経つうちに接着剤が劣化し、表面が剥がれたり、フカフカしたりしてきます。そうなると、30年後には全面的な張り替えが必要となり、約150万円ものリフォーム費用がかかってしまいます 。

一方、無垢材はどうでしょうか。 無垢材は「木そのもの」です。30年経って表面が傷ついたり汚れたりしても、表面を薄く削って塗装し直すだけで、新品同様の美しさが蘇ります。その費用は、約20万円程度 。

50年、60年と住み続けることを考えた時、トータルのコストパフォーマンスが圧倒的に良いのは、実は無垢材なのです。

 

③時間と共に愛着が深まる「経年美」

新品の時が一番きれいで、あとは古くなっていくだけの新建材とは違い、無垢材は時間と共に「美しさ」を増していきます。

これを私たちは「経年美(けいねんび)」と呼んでいます 。

家族が歩いた歴史、子供たちがつけた小さな傷さえも、やがて味わい深い色艶となり、その家だけの表情になります。 50年後、飴色に輝く床を見て「いい家だな」と思える。そんな豊かさを大切にしたいのです。

 

無垢材選びの落とし穴? 実は「木」そのものより大事な「仕上げ(塗料)」の話

「どの木にしようかな?」と種類を選ぶのは家づくりの楽しみの一つです。 しかし、ここで一つ、多くの人が見落としがちな非常に重要なポイントがあります。

それは、「その木を何で仕上げているか(塗料)」です。

どれだけ良い無垢材を使っても、仕上げの塗料選びを間違えると、これまでお話しした「木の良さ」が台無しになってしまうことがあるのです。私たちは、一般的な「ウレタン塗装」ではなく、手間をかけて「自然塗料(オイル仕上げ)」を選んでいます。その決定的な違いをご紹介します。

 

① 「呼吸」と「肌触り」がまるで違う

一般的なメーカー製の木の床は、表面に「ウレタン塗装」が施されていることがほとんどです。これは例えるなら、木全体をサランラップやプラスチックの膜でコーティングしているようなもの。 表面に膜を張ってしまうため、木の最大のメリットである「調湿作用(呼吸)」が止まってしまいます。また、足触りも木そのものではなく、塗膜のプラスチックに触れている状態になるため、ヒヤッとした冷たさを感じてしまいます。

対して、私たちが使う「自然塗料」は、植物性オイルなどを木に染み込ませて仕上げます。 塗膜を作らないため、木は呼吸を続け、夏はサラッと、冬は温かい、木本来のぬくもりを肌で感じることができるのです。

 

赤ちゃんが舐めても大丈夫な「安全性」

ウレタン塗装は石油由来の成分で作られており、施工後に揮発する化学物質(神経毒など)の影響を心配される声もあります。 一方、私たちが採用している自然塗料は、植物性のオイルなど天然由来の成分が主原料です。万が一、ハイハイをする赤ちゃんが床を舐めてしまっても安全な素材で作られています。

 

③ 実はメンテナンスが「一番楽」

「オイル仕上げはメンテナンスが大変そう」と思われるかもしれません。しかし、実は逆です。

ウレタン塗装は表面に硬い硬い膜を塗布し保護しますが、一度固まってしまうと剥がすのは困難。部分的な補修ができず、直すためにはプロの業者に頼んで部屋全体の床を削り(全面剥離)、再塗装する必要があるため、費用も非常に高額になります。

自然塗料(オイル仕上げ)なら、素材にしみ込むため、メンテナンスする時は表面を削ることで新品同様の表面が出てきますので、素材を活かしつつ長く持つとメンテナンスしやすい面があります。

 

あなた好みの木はどれ? 素材の特徴

無垢材」と一口に言っても、木の種類によって硬さや温かさ、表情はまったく違います。 コーヒーの豆を選ぶように、あなたの暮らしや好みにぴったりの木を見つけてみませんか?

ここでは、観田創建で人気の樹種をご紹介します。

 

硬くて丈夫、家具のような気品【ナラ材(オーク)・タモ材】

昔から家具などによく使われてきた、定番の人気素材です 。 非常に硬いので傷がつきにくく、年月が経つと、とても良い色艶が出てきます 。どんなインテリアにも合わせやすい、優等生な木材です。

【ナラ材の施工事例紹介】
金沢市K邸(https://k-souken.jp/results/11315/
金沢市Y邸(https://k-souken.jp/results/2863/
金沢市T邸(https://k-souken.jp/results/2083/

 

【ナラ材の施工事例紹介】
金沢市M邸(https://k-souken.jp/results/10228/
金沢市Y邸(https://k-souken.jp/results/10640/

 

【クリ(栗)・クルミ(ウォールナット)・カエデ(メープル)サクラ(桜)】

「クリ」は硬い木ですが、触れると不思議な温かみがあるのが特徴です 。はっきりとした木目が美しく、力強い印象を与えます。 「クルミ」は落ち着いた色合いが人気。「カエデ」は明るくきめ細かい肌触りが魅力です。桜はほんのりとした赤みが美しく、高級感のあります。

【クリ材の施工事例紹介】
能美市O邸(https://k-souken.jp/results/12695/
金沢市K邸(https://k-souken.jp/results/10405/
【さくら材の施工事例紹介】
河北郡H邸(https://k-souken.jp/results/10979/

 

香りと温もりのバランス【ヒノキ(檜)・ヒバ】

「ヒノキ風呂」で有名なように、その香りのリラックス効果は抜群です。 硬すぎず柔らかすぎず、肌触りには温かみがあります 。まるで高級旅館のような、上品な空間をつくります。

【ひのき材の施工事例紹介】
金沢市T邸(https://k-souken.jp/results/8528/
【能登ヒバ材の施工事例紹介】
小松市K邸(https://k-souken.jp/results/9925/

 

やさしい木【スギ(杉)】

実は、日本で昔から一番愛されてきたのがこのスギ。実は私の家(代表 観田)も選ぶほど好きな素材です 。

スギの最大の特徴は、「圧倒的な柔らかさと温かさ」 。 空気をたくさん含んでいるので、冬でも素足でいられるほど温かいんです。その代わり、最初はとても傷がつきやすいという弱点があります 。

「傷つくのはちょっと…」と思われるかもしれません。

でも、ここからがスギのすごいところ。

20年、30年と使い込むうちに、柔らかい部分が少しずつ沈み込み、硬い年輪の部分が浮き上がってきます。これを「浮造り(うづくり)」と言います 。

この凸凹が足の裏に心地よく、なんとも言えない極上の肌触りに育っていくのです。

最初の傷つきやすさを補って余りある、数十年後の感動。 「傷も家族の歴史」と大らかに楽しめるご家族には、これ以上ない最高のパートナーになるはずです。

【杉材の施工事例紹介】
金沢市S邸(https://k-souken.jp/results/1746/
金沢市K邸(https://k-souken.jp/results/5966/

 

【チーク・桐】

世界中で愛される「チーク」は、天然の油分を多く含むため水や湿気に強く、耐久性が抜群。使い込むほどに深い飴色に輝き、空間に重厚な気品を与えてくれます。 一方、「桐(キリ)」は、空気の層をたっぷり含んでいるため、冬でもヒヤッとしない驚きの温かさが魅力。調湿性にも優れ、湿気の多い北陸の寝室や収納スペースに最適です。

【チーク材の施工事例紹介】
金沢市N邸(https://k-souken.jp/results/13842/

 


合板フローリングのリスクを知っていますか?

一般的なマンションや住宅で使われる合板フローリングは、ベニヤ板に木目のシートを貼ったものがほとんどです。 表面には塗料や接着剤が使われており、そこから揮発する化学物質(VOC)が、アレルギーやシックハウスの原因になることもあります 。

また、夏はペタペタし、冬は冷たく、ダニやカビが発生しやすい環境になりがちです 。 一番長く肌が触れる場所だからこそ、私たちは体にやさしい素材を選んでほしいと願っています。

 

ありのまま」を、美しく。

観田創建の家は、過剰な装飾で飾るのではなく、素材そのものの良さを引き出す家づくりです。 傷も、色の変化も、すべてを愛おしく思える暮らし。

あなたの素足が、一番心地よいと感じる木が、きっと見つかるはずです。

 

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