2009.09.15

構造材の手刻み

 9月末に上棟する新築住宅は構造材は大工が1本1本手刻みです。

 もちろんプレカットに比べてコストは高くなりますが、

 お客様が現場の職人さんで、かなり木材にこだわり、

 大工が精魂こめて手刻みした木を化粧で見せたいそうです。

 確かに、それぞれ性格や特徴が1本1本違う柱や梁がお互いに

 支えあって組みあがる姿は、生活の中に安心感や落ち着きを

 与えてくれます。

 また、不思議と木は飽きが来ないような気がします。

 また、柱1本でビール瓶半分くらいの水分を吸ったり

 はいたりしてくれます。

 このお宅の大黒柱は長さ6m60センチで幅が18センチです。

 この柱だけで、ビール瓶2本半分の湿気を吸ったり吐いたりしてお部屋を調湿してくれます。

 プレカットも良いですが、構造材を手刻みする家は自然の恩恵を感じさせてくれます。